1月11日講座内容
アナウンサーを目指すみなさん、こんにちは!
本年も受講生ブログをご覧いただきありがとうございます。
2018年最初の講座が1月11日に行われました。
受講者は2名、前半はサッカー実況を中心として進みました。
2017年、野球実況デビューさせていただきました私ですが、
2018年はサッカー実況を目標に勉強しております。
私の年末年始の取り組みについてヒアリングとなり、それを受けて新しい競技に対する練習方法、試合の映像を使ってサッカーの見方(実況者として)などの解説をいただきました。
サッカーに限らずスポーツ実況でまず必要なこととは?
「選手を見極める」こと。
ボールを持っているのは誰か?スペースに飛び出しているのは誰か?
試合を大局的に見ることも大事ですし、選手の個人個人を見ることも大事。
スポーツ実況者としていろいろな角度で見ることが大切ですね。
去年にも同様の学びはしているのですが、新しい競技を見る際に自然と見方が狭くなっている自分に気づかされました。
その中で先生から「試合を見るだけでなく、実況もしてみましたか?」と質問がありました。
私の場合、ある程度の段階になってから…と、年末年始は実況練習できずに勉強だけになっていました。
スポーツ実況は「喋り込みが基本」であることを学びました。
その際、パス回しなどでボールが高速で移動する時でも頑張って食らいついて実況することも忘れずに、と教えていただきました。
実況したからこそ分かることがあり、例えばその競技独特のリズムにも慣れてきたり、各シーンでのテンションがつかめてきたりするのだそうです。
実際本番において、想定と異なることで実況の難易度が上がる場面もでてきます。
しかしその中でも「途切れることなく実況を行うのがプロ」であり、アマチュアとの決定的な違いであるのです。
残った時間でレギュラー出演している先輩の競馬実況のチェックとなりました。
あわせて先生、先輩の2人の「プロ」を前に私も競馬実況を行いました。
スタートからゴールインまで様々な課題が露呈するわけですが、最大の課題は「ゴールイン
のあと」にありました。
最終直線の入口で先頭だった馬がそのままゴールインしたのは確認している。ただ、この馬が道中どこにいたのか、スタートから先頭だったのかまでは覚えていない…。
「○○(勝ち馬)が逃げ切りました!」と実況して良いのか?と考えるのですが、瞬時に結論は出ず、続く実況ができなくなってしましました。
非常に後味の悪い終わり方で、本番であれば放送事故です。
話すことは簡単なものだけでもたくさんありました。
直線に限定すれば逃げていたことに言及できますし、迫ってきていた2着の馬も確認していれば、1番人気の馬が3着争いまでだったことも確認している、勝利騎手も手元の資料を見ればすぐに話せます。
勝った馬が逃げていたかにこだわっていたという点もあるのですが、こだわったというよりも食らいつきが無かったのですね。
他の話題に切り替えて実況を繋ぐことを無意識のうちに放棄していたのだと思います。
後でチェックしたプロである先輩の実況と比較しても、根底から次元が違うわけです。
だからこそ、本物のプロになる!
その想いを強く持って、練習(特に喋り込むこと!)に臨みます。
「スポーツアナウンサーの独り言」by受講生 松下翔