8月3日講座内容
みなさま、こんにちは。
夏の甲子園大会が目前ですね。
都道府県大会からあっという間に日が経ちますね。
さて、8月最初の8月3日の講座には4人が出席しました。
この日は前半でニュースの原稿読みをしっかり行いました。
全ての基本となる原稿読みは4月以来の久々です。
読むのではなく、「相手に伝える!」のが原稿読みでしたね。
この日の私はいろいろなところに問題が…
寺西先生はもちろん、全員の前で原稿を読む前に、
私の頭には「22人(ニジューニニン)」のアクセントへの気持ちが支配していました。
受講生同士のチェックの段階で「22人」のアクセントが違うとの指摘を受けて(ニジューゴニンと同じアクセントになっている)、何度か修正を試みるも、不完全なままだったのです。
そして、私の本番の読み、
「22人」は2行目に登場します。
「22人が―」、と読んだ瞬間、やはりアクセントは修正できなかったのが分かりました。
そして、読むのをやめました。
続いて「すみません、初めからお願いします」と言いました。
…みなさまは、どう思われましたか?
これは非常に大きな問題です。
寺西先生からは厳重注意が入ります。
本番にはやり直しは無いのです。
練習で「やり直しありき」でやっていては全くの無意味です。
間違えたとしても、後のことに集中しなければなりません。
間違えた中で残りをやり切ることができるかも大切なことです。
本番でできるための練習であり、その練習方法を間違えてはいけません。
以前でも受講生全員に注意喚起があり、
私自身、実況中に自己評価をして影響が出てくるという悪い癖があるのですが、
この日も典型的な形で出てきてしまいました。
振り返って、恐ろしいと思ったのが、読むのをやめたのが反射的に出てきてしまったこと。
私のメンタル面の課題はまだまだ大きそうですが、正しい練習法で乗り越えていきます。
関連して問題点がもう一つ。
原稿読みを聞いていただいた後、寺西先生からは
「『22人』のアクセントよりもこのニュースを伝える為にどう読んだら良いか悩もう」
まったく、その通りです。
ニュース(News)はNewを伝えるものです。
何がNewで、何がOldかを分けて、
Newの内容(誰/何がどうした/どうなる)を明確にして、
それを伝わるように読むにはどうするか?
息継ぎの場所・長さ、息の使い方、言葉を上げる場所、はやる気持ちを抑えて読む、など気を使うポイントはたくさんあるのです。
実際私の場合は、大事なところが一文の最後にあったのですが、最後ではバテてしまい、強調することができませんでした。
基本の声の不足もありますが、途中の切れ目でしっかり息を吸うのがポイントになっていたと思います。
おまけに下読みの段階で、Newの情報で主語をチェックし忘れる、とやるべきことがたくさん残っていました。
まずは、ニュースの内容に集中!です。
後半では、スポーツニュースのダイジェスト映像を使った野球実況の練習(次々と動きのある場面が出てくるので瞬時に実況できるかが鍛えられます)、他の受講生のサッカー実況の振り返りを行いました。
私以外の受講生にも癖が発見されたり課題が出てきたりしました。
私もそこから気づいて得られるものもありますし、この環境を活かして受講生全員で成長したいですね。
今週もありがとうございました。
「スポーツアナウンサーの独り言」by受講生 松下翔