4月13日講座内容
みなさま、こんにちは。
ご覧いただきありがとうございます。
先週の4月13日の講座を振り返ります。
この日は私を含め、男性3人が受講しました。
それぞれ週末での実況、アナウンスの振り返りを行いました。
まずは私のスタジアムDJを振り返っていただきました。
お菓子のプレゼントコーナー紹介やユニフォーム販売ブース紹介のアナウンスを題材に、私の他、普段実況で活躍している先輩アナウンサーも喋りました。
ファンの方は何をすればよいか、ご案内、誘導するアナウンスとなるのがポイントです。
会場でザワザワしている中、「催し物があるよ!」「参加してくださいね!」という感じをアナウンスで出すということです。
アナウンスの雰囲気や間を使うことで、お菓子を柔らかくアナウンス出来たり、特別感やレア情報を出したりすることができます。
もちろんこの雰囲気作りは案内放送だけでなく、解説者とのやり取りでの放送業務にも必要なことです。
次に昨年スタジアムDJを担当した先輩に選手紹介のお手本を見せてもらいました。
盛り上げるための技術も大切ですが、原稿を間違えないための技術も教えていただきました。
最後に、当日のインタビューの様子が動画で残っていたので、チェックしていただきました。
一番の反省点は、インタビュアーの質問が長いということ。
私自身、何を聞いたらいいのかと迷いながら喋り、質問が長くなってしましました。
ファン・サポーターは選手の声を聞きたいわけですし、選手に喋っていただくのが一番なのです。
なので、質問はテーマを絞りシンプルに一文で!
あと注意点は事実(数字、データ、現象)で質問するということ。
例えば、0点で守ったゴールキーパーに対して、「何とか守り切りましたね」などと付け加えないことです。
「何とか守った」と思ったのは個人的なものであって、本人はそれほど思っていなければ最悪の質問です。
攻められたシーンがあればそれだけを「後半攻められたシーンもありましたが」と現象だけを質問して、選手が「何とか守れましたね」とか「運に助けられましたね」と選手の気持ちを話してもらう、という形ですね。
次回は今日の内容を踏まえて、よりよいものをお届けします(と最後のフィードバックでも宣言しました。頑張ります。)。
この後は先輩方の競馬実況、サッカー実況を振り返りました。
競馬実況で惜しかったのが、2,3着が接戦のレースでゴール後に「1着は○○で間違いないのですが……」という表現に指摘がありました。
万が一で着順が変わる入線段階なので、例として「○○が頭一つ抜けていましたが…」といった表現がベターでした。
これも現象名だけを喋るという先ほどのポイントと同じですね。
サッカー実況の振り返りでは、文字数が多く、回りくどい表現にならないように注意との指摘がありました。
インタビューの質問も実況も短く、シンプルが一番と改めて勉強になりました。
自分の話す声だけでなく、自分の話す言葉の内容も磨いていきたいと思います。
「スポーツアナウンサーの独り言」by受講生 松下翔