3月9日講座内容
ようやく少しずつ暖かくなってきた半面、鼻や喉を花粉にやられつつの今日この頃。
3月9日の講座は私を含め5人が受講しました。
今回はメンバーそれぞれの担当している・希望している競技の実況練習・振り返りを中心とした内容となりました。
まず前半は、競馬に関心のあるメンバーが多いこともあり、競馬実況の練習となりました。
最近正式に新規受講生となった方の、”初実況”を聴くことが出来ましたし、もう一人若手受講生もしっかり「テーマ」をもって実況することをここ最近で意識できているようです。
2人とも大変上手で、その後私も実況したのですが、すぐに追い越されてしまいそうで、まさに”尻に火が付く”こととなりました。
「テーマをもっての実況」はこのところ実況練習の際によく言われていることです。
競馬実況であれば、各馬をしっかり追うことから始まり、人気馬の動向、レースのペース、隊列のより詳細な状況etc…。
ただ、馬を追うだけでは聴いている人に楽しさや面白さなど”プラスα”を届けるには物足りなさを感じます。
もちろんそのプラスαに挑むのは、しっかり馬が追えてこそではあるのですが…。
私個人としては、自分の実況を振り返った上で、「同じような表現・言葉遣いの多用を減らす・同じことでも違う表現をする」というテーマも見つかりました。
そして、他にオートレース、Jリーグとそれぞれ映像を見ながら振り返り、課題を共有してゆきました。
各競技、各人幾つかの課題が出ました。そう、課題は複数出ました。
もちろんそれをピックアップできること、明確に洗い出せることは良いことです。
ですが、あれもこれも一度に解決しようとすると大変です。自分も混乱した挙句、結果1つも解決しない、上達どころか悪化している、といったこともあります。
この日は最後に、出た課題の中からまずどれを優先的に解決するのか、をそれぞれがはっきりとさせてから講座を終了しました。
あっ、私の課題(テーマ)は既述したとおりです。意識を大きく傾けてまいります!
振り返って問題を洗い出すことから一歩進んでその問題にどう取り組むか、に加えて、
どの課題から解決していくか、も大切です。
その課題1つ解決できるだけで受ける印象が劇的に変わることもあるかもしれません。
まず自分の置かれた状況を冷静に鑑みて、何から取り組むかを意識することとなった今回の講座でした。
スポーツアナウンサーの独り言 by秀一郎