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現場研修を終えて

スポーツアナウンサー講座を受講し始めて、まだ5回にも満たないうち、ありがたいことにJリーグ中継の見学をさせていただきました。11月24日(土)ガンバ大阪vsヴィッセル神戸戦、翌25日(日)京都パープルサンガvsベガルタ仙台戦です。
ガンバ戦は、J1優勝の可能性をかけた試合、京都戦はJ1昇格がかかるという、どちらも非常に力の入る試合でした。
まず、ガンバ戦。試合前のスタッフミーティング。そのスタッフの多さに驚き、用意されている資料の膨大さにまたまたびっくり・・・。これだけの時間と労力と人手がかかっているなかでの中継、またテレビ画面の前にいる人の数を思えば、それだけでプレッシャーに押しつぶされてしまいそうですが、いつもと変わらない寺西先生。また、ミーティング時、放送内容について「どうなるか分かりません」、「その時、伝えます」と放送が始まってみないと分からないという不確定なシーンがいくつかありました。私なら、「今、決めてよ~」と大パニックになるところでしょうが、寺西先生は、それも全てを受け入れ、アナウンサーは喋りの技術はもちろん、心の広さというか、動じない精神というか、メンタル面も非常に重要なんだな・・・と感じました。普段からの知識の蓄積、豊富さも、気持ちの安定につながる大切な要素ではないかと思いました。
そして、実況スタート。いつものテレビの前でなく、実況席のすぐ後ろで聞く、その放送には、ただ感動でした。視聴者を引きつける導入、言葉の種類の多さ、絶妙のタイミングでの描写、今起きている出来事だけでなく次に何が起こりうるかという視聴者の期待感をあおるテクニック。実況は、現在の出来事を正確に伝えることだとしか思っていなかった私にとっては
新しい発見や、これまでの反省の連続でした。
また、解説者から言葉を引きだすその技術も、1/1000でいいから見習いたいと感じました。私は、これまで、その解説者の方を別の放送で見ていて言葉数の少ない人だと思っていたのですが、話の展開のしかたで、こんなにも違うものとは・・・。
1日目は、ただ驚いていただけで終わってしまいましたが2日目の京都戦は、もう少し、
落ち着いて現場を見ることができました。その時、気が付いたのは、寺西先生は、あんなに喋っているのに試合中は資料を見ていない、プレーから目を離さず、しかも、プレー+選手の情報やサッカーの情報を話しているということ。つまり、全てが頭に入っているからこそ、それが出来るということにほかなりません。後で先生にうかがったところ「頭にないことは言わない」との事。一体、どれだけの知識・情報が詰め込まれているのか・・・
私は現在、地元でスポーツ中継の仕事を何度か行っています。自分なりに努力しているつもりではあったのですが、実はたいした努力をしていないということにあらためて気付かされました。
また、ミックスゾーンでのマスコミの取材の様子なども見学させていただきました。
その時、寺西先生が言った言葉がとても心に残っています。「自分たちマスコミは、一般の人が聞けない話を聞け、一般の人が入れない場所に入らせてもらえる。だから、そこでの
情報をちゃんと伝えなければいけない」と。それは、実況アナウンサーにとって1番大切な心がまえかもしれません。私も、その思いを胸に、これから仕事にも勉強にも取り組んでいきたいと思います。ただ、あれだけたくさんの話を織り交ぜながら「知っていること全てを話すのではなく、10のうち、3つか4つ話してちょうどいい」という寺西先生に少しでも近づくには、
まだ相当の年月が必要ですが・・・。
長くなりましたが、私にとって目からウロコが何十枚もポロポロ落ちた2日間で、
その思いを綴りました。
文章をコンパクトにまとめる、というのもこれからの課題ですね・・・。
「スポーツアナウンサーの独り言」bySさん

2016年12月08日 00:00

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