「9月1日講座内容」
9月1日の講座は私を含め4人が受講しました。
この日はまず初めに原稿読みをしました。
意識することは基本である音のキレ、そして文章に合わせた息遣いをして聞いている人にわかりやすい読みをすることです。
課題としてもらった原稿が普段の生活では触れることの少ない難しい言葉を含むものでそれの意味や区切るところを考えるところから入ります。
人に読んで伝えるためにはまずは自分が理解できる必要があります。
スポーツ実況を志す人間が集まる講座ですが時に原稿読みも行います。
なぜなら原稿を読めない人間にはスポーツ実況は出来ないからです。原稿読みは喋りの基礎なので常日頃から練習に原稿読みを取り入れていかなければならないと感じます。
音量、音声、滑舌などの基本があり、その技術と頭を使って原稿を読む。スポーツ実況などの実践はその先のことなので焦って実践練習ばかりにならないようにしなければと思います。
そのあと感覚トークをそれぞれペアで行いました。いつもと違ったことは最初に今日の課題を相手に伝えることでした。
相手に課題を伝えることで自らの喋る意識も明確になりますし聞く側も相手の意図を感じながら受けることができます。
そのおかげで普段より細かな表現ができたように感じます。
終わった後にそれぞれの反省を聞いたときにすべてを表現するのではなく伝えたいもの、強調したいものがある場合はその他のものをぼんやりと、あるいは省いて表現するとより意識していることが伝わりやすいとアドバイスをいただきました。
また見る意識が強い人もいれば、聞く意識が強い人、感覚の意識が強い人と人によって様々だということも教えていただきました。
同じ状況でもどこが強いかによって使う表現は変わってきます。
自分はどの意識が強いか理解して、毎回同じ場面で同じ表現を使わないで済むようにそれぞれの感覚を鍛え、使い分けができるようにしていきたいです。
ひと月ぶりに講座を受講しましたが他の人が指導を受けているところは他ではあまり見られませんし他人が受けているアドバイスは他の競技であってもとてもタメになります。
自分が担当する競技やその番組、放送に置き換えて人が受けているアドバイスをどう自分に反映させるか考えながら聞いていると自分に直接アドバイスをいただいている時より勉強になっている感じがします。今後も積極的に受講していきたいと思いました。
「スポーツアナウンサーの独り言」by受講生YS君