「6月23日講座内容」
6/23の講座は三宅きみひとアナも合わせて5名の参加。
沢山の方の実習を聴くことで、他の方の課題に気づき、自分へのフィードバックも沢山もらうことができます。
この日は、昨年の高校野球選手権大会(甲子園)大会9日目2回戦第1試合 鳥羽高校vs津商業高校を題材に実況練習です。
ちなみに先週もお伝えしましたが、視聴・聴取者に試合情報をお伝えするべく、ちゃんと上記の試合情報もしっかり示させて頂きました。
常に意識!ですね。
イニング毎に受講生同士で交代しあいながら練習を行います。
最初は私でしたが、投球と打撃・つまりプレー描写を必死に追いつかねば、と躍起になり、必要な情報を伝える暇を見つけられず、なかなか提供できないでいました。
そして色々指摘を受けているうちに、もうしどろもどろ…。ところどころ言い間違いも増えて混乱状態…。
その後、順番が一回りして再び私の番。
今度は落ち着いて、そして前の課題をテーマに臨みます。
兎に角、投球間等の合間には情報を入れる、そしてプレーにシンクロさせる、この2点を特に意識。
ちなみに2度目の担当イニングでは得点シーンもあり、途中で守備側のタイムがかかるなど、情報を入れる練習にはもってこいでした。
自分でも時間を見計らって、同じ情報でも少しでも異なった伝わり方になるようになど、考えながら情報を入れていきました。
もちろん内容も含め結果的に全てが上手くいったわけではありません。それでも途中で時間や内容がピタッと嵌るシーンも僅かですがありました。
そんな手ごたえが自分でもまずわかるようになった、というのは混乱せず、冷静にできた証拠かなと思います。
一度失敗して、それを「あそこでやってしまった」と考えながらやるよりも、プレーのように「常に流れていくのだから今をしっかりやろう」と考える方がきっと心のゆとりも増えるのかな、と感じました。
最後に先生が仰ったのは「本番だけは『自分は才能がある』と思って行う」というものでした。
いざ本番は、もう自分が行うしかないわけですから、プレーに対して自分の伝えたい思いのたけを感情とともに乗せていく、素直な自分を素直にさらけ出すのが良いのかな、なんて私は解釈しました。
これは、講座内でもよく言われる「ポジティブな考え方で物事を考える」ことそのものだと思います。
普段は謙虚に、出来うる限りの準備(肉体も精神も、競技に対しても…)をしながら、本番は少しばかり「自分が!」の思いも持ちながら臨みます。
ちなみに私の2度目の順番の前に、三宅アナに上記したことの”お手本”を見せてもらい、失敗を目立たせない、表に出さないことを体現していただきました。
それを見たことで、より自分にも具体的に落とし込むことができたのだと思います。
この日は、プロ野球の球場内で活躍する女性受講者も、実況に挑戦。普段球場を盛り上げる役の彼女も、初(かな!?)実況に、色々感じることもあったでしょうか。
他の受講者の課題も沢山みつかり、それがまた自分の気を引き締めます。
本番までもう少し、まだまだ謙虚に行きます。
「スポーツアナウンサーの独り言」