「情報の伝え方と引き出し方」
アナウンサーを目指す皆さん、4月28日は大阪にて講座を受講してきました。
今回の講座は2名で受講。内容は『プレゼンテーション』でした。
2分間という時間の中で、テーマに沿ってプレゼンテーションを行うという内容。
私は翌日になでしこリーグの中継がありましたので、コノミヤVS日テレの見どころを選択しました。
結論→背景→理由→結論
という順に沿って伝えていきましたが、講座を通じて2点気付いたことがありました。
1点目は未来の話ができるかどうか?でした。
過去があり、今がある。その話で終えてしまった点がありました。
その今からどんな未来が想定されるか?どんな未来が見えるか?
こうした投げかけをしていきながら、聴き手の方と一緒に未来をイメージしてもらえる伝え方も大切だと感じました。
2点目はワクワクできる情報を伝えられるかどうか?
事実だけでは感情を揺さぶることはできません。
その事実が、「なるほど!それは面白い!」と思えるようになるための情報を伝えると更に面白くなる。
点ではなく、線へと繋がる伝え方を意識しよう。
今回の講座の中でその点を改めて感じました。
その点を意識して臨んだ翌日のコノミヤVS日テレ戦。
試合は前半終了間際に日テレのキャプテン岩清水が先制ゴール。
その後、籾木、上辻のゴールにOGも重なり4-0で日テレベレーザが勝利しました。
実践の中で自分のやりたいことを上手く伝える難しさを改めて痛感しました。
試合を終えて新たに強く思ったことは、1人で抱え込まないということ。
自分の中でやりたい意図がある。
それを行うのはもちろん自分自身ですが、解説の方とのやりとり。スタッフの方の情報。カメラ位置やスローのタイミング。
情報の伝え方と引き出し方の方法は100万通り以上あると思います。
自分1人で足りない部分は、関わる人たちと一緒に伝えようとする意識を今よりも持つこと。
そうすることでより良い放送になり、見ている人も楽しんでいただけるのだと思います。
この2日間でいただいた気づきを、胸の内に納めて終わらないこと。
考えて、行動して、検証して、力に変えていく。
1つずつ着実にステップアップできるよう、日々努力を怠らず挑戦していきます。
「スポーツアナウンサーの独り言」by能政 夕介~kotokake~