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4月16日 受講生ブログ

受講生ブログをご覧くださり、ありがとうございます。
4/16のアナウンススクールを振り返ります。

この日は直前の週末に行われたバスケットボール・Bリーグの実況を見ていただきました。
4/11のB2第30節Game1神戸対鹿児島の一戦。
この試合は両チーム合せてスリーポイントが37本成功(シーズン平均の2倍の本数でした)。
さらに、オーバータイム(延長戦)に突入し、123対118という、歴代最多得点試合で神戸が勝利する展開でした。

そんな中、1人実況のシチュエーションも相まってか、状況説明が多くなった実況でした。
興奮を求めて視聴・聴取するスポーツ中継において、ただただ状況説明するだけでは興奮は得られません。

延長戦に入ったシーンで考えてみましょう。
次の文は全て同じの45文字。どの文がみなさんは興奮しそうですか?
※バスケットボールでは、延長戦よりもオーバータイムの方がよく使われますが、文字数を考慮して延長戦と表記します。

(1)
第4クォーター終わって103-103!延長戦!
終了間際に鹿児島にスリーポイントシュートが決まりました! 

(2)
第4クォーター終わって103-103!延長戦!
鹿児島が15連勝中の首位神戸相手に土壇場で追いつきました!

(3)
第4クォーター終わって103-103!延長戦!
土壇場で追いついた鹿児島!首位神戸の15連勝を止めるのか!

一番下の(3)の方が感情を揺さぶられる気はしませんか?

 (1)は、延長戦に入った状況を改めて説明をしています。
スリーポイントシュートが入った説明は詳しいですが、シュートが決まったシーンでスリーポイントシュートには触れているでしょうから、ここで言うのは文字数(=情報)がもったいないですね。

(2)は、このゲームだけではなくて、これまでの試合にも触れた上で、結果に触れています。鹿児島の相手が15連勝中の神戸という同点劇に価値を加えています。しかし、どこかお堅い文章のように感じるはずです。あくまで状況説明だけをしているからですね。

(3)は、(2)と使っている単語はほぼ同じです。一方で「このあと、どうなる!」という期待感が表されています。

ちなみに、(2)か(3)の描写をする際には、その前に「15連勝中の首位神戸、僅差で追う鹿児島」と接戦で食らいつく様子に言及していて、最終の4Q同点の描写につながるケースがほとんどでしょう。そこが(1)と(2)・(3)の分かれ目になるはずです。

実況者は中継の前にたくさんの準備をします。
そこから、目の前の試合展開から、どの情報を使うか?どんな提示をするか?

お手本としたい実況があれば、その言葉だけでなく、その言葉が生まれる背景を紐解きたいですね。

松下 翔
2026年04月28日 20:18

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