ユウセイスポーツアナウンススクール|プロのスポーツアナウンサー養成・講師派遣

スポーツアナウンサー・タレントスキルアップ・アスリートなどの"本物"を目指す方へ!

ユウセイプランニング

HOMEブログページ ≫ インタビューの軸を考える ≫

インタビューの軸を考える

「気を使うのが下手なのに、下手な気を回すタイプ」という自己評価は、以前講座内でぽろっと出た言葉です。相手に合わせた方が無難だと感じ、結果としてなんとなくぼんやり終わってしまう。ここ数試合のインタビューで、まさにその現象が起きていました。
 最近のインタビューでの反省点は、言葉を短くすること、質問を大きく聞いてから細かく掘ること(オープンクエスチョンからクローズドクエスチョンへ)、相手の言葉からキーワードを拾うこと、中継全体に即した質問をすることの四点です。どれか一つができると、別のどれかができなくなる状況が続いていました。「次は質問文を短くしよう」と反省すると次の試合では質問文は短くなります。ですが、今度は質問の焦点が絞り込みすぎてしまい、また反省する。次は質問内容にこだわりすぎて文章が長くなる。そうした反省のループを繰り返していました。

 この負のループを抜ける鍵は、今週の講座で指摘された「軸を決めて質問する」ことでした。これまでの改善は主に「方法」に偏っており、なぜそうなるのかという「理由」まで掘り下げられていませんでした。たとえば「次のインタビューでは文章を短くしよう」と決めると、言葉数を減らす意識は働き一時的に改善しますが、しばらくすると元に戻ってしまいます。
 では、なぜ文章が長くなるのか。理由は、聞きたいポイントを詰め込みすぎているからです。聞きたいことが多いのは一見よく見えますが、的が絞れていない場合もあります。的を絞るために必要なのが、「軸を決める」ことです。
 例えば、ある試合で前線に若手が多く起用され、監督も若手育成に言及しており、同ポジションに若手が複数いて競争が激化している。相手は守備が堅い。こうした状況なら「攻撃的な若手選手が堅い守備をどう崩すか」を軸に据えることができます。「攻撃的な若手選手対相手の堅い守備」を軸にすれば、前節からスタメンを5人変更した場合でも質問の焦点は変わります。人数に注目するのか、若手のラインナップに注目するのかを判断でき、今回は若手について聞くと決められます。
 軸の定め方は自分で考えるだけでなく、中継全体の方向性を踏まえて他のスタッフと相談しながら決める必要があります。私の場合、試合の軸を定めきれておらず、実況解説や中継全体を気にして挙がったポイント全てをインタビューで聞こうとした結果、広く浅い内容になってしまいました。軸を決められなかった原因は、試合理解の不足と、自分主体で聞くことへの不安感です。そのため気を回しすぎて上辺をなぞるだけのインタビューになってしまいました。
 よく「一本のストーリー」と言いますが、今後は中継全体を踏まえつつ軸を定め、インタビューで一本のストーリーを描けるよう意識していきます。
2026年03月24日 00:14

有限会社ユウセイプランニング
ユウセイスポーツアナウンス講座
大阪教室

〒530-0047
大阪市北区西天満5-4-13
ユリスト西天満503
会社概要はこちら
特定商取引法に関する表示

モバイルサイト

有限会社ユウセイプランニングスマホサイトQRコード

スマートフォンからのアクセスはこちら