11月6日受講生ブログ
今週も受講生ブログをご覧くださり、ありがとうございます。先週の私は中継の準備で悩むことが多く、いろいろなことを思案しながら教室の扉を開けました。
挨拶をするや否や、受講生の一人が「松下さん、今週は何かありましたか?」と声を掛けられます。
第三者から表情や声色から自身の状態を指摘されるのも久しかったので、私自身も少し驚きました。
そして、アナウンススクールでは過去のサッカー中継を見ていただきました。
先輩からは「試合の準備ももちろん大切だが、その競技の本質にふれることも大切にしたい」というニュアンスのフィードバックをいただきました。
今本当にその話題が必要なのか?流れからやや逸れているサイドネタではないのか?
後でゆっくり話せるタイミングでサイドネタを出しても良いと思う。
チャンスシーンを明確にチャンスシーンとして描写できているのか?
流れを大事にするのなら、ピンチが続いているなか、掴んだチャンスシーンなら、「ピンチの後のチャンス」を強調してはどうか?
「自分のなかでいろいろな物に縛られているかもしれないね」という感想も頂戴しました。
悩んでいる所をピンポイントで指摘していただいたので、悩みの重さは軽くなりました。
1日、1週間悩んでも結論がでるか微妙なところがこの数時間で変わりました。
アナウンススクール最後で行う、一日の振り返り発表では、声のトーン、ボリュームもいつものように戻っていました。
奇しくもこの日は別の受講生が、中継中に起こった出来事に対して、
実況の言葉だけで伝えようとするのではなく、映像(カメラ)の力でも伝えられれば良いよね、
という話もでてきました。
スポーツ中継は一人では成り立ちません。
自分一人で頑張るところ、周りの人の力を頼るところをそれぞれ学んだ一日でした。
松下 翔
2025年11月12日 17:11