10月16日 受講生ブログ
今回の記事は、フリーアナウンサー住谷綾香が担当させていただきます。少しずつ秋の足音が近づいてきましたね。
秋といえば「スポーツの秋」ユウセイの皆さんも、スポーツ中継で活躍しています。
今回の講座では、私も女子サッカーWEリーグで実況を担当した試合を振り返っていただきました。
その中でフィードバックいただいたのは「ホーム・アウェイのバランス」についてです。
特に地方でスポーツ中継を担当するアナウンサーは、地元チームへの取材は密に行なっています。そのため、チームの情報量に差が出てしまいます。
しかし、公式映像中継では両チーム50:50でお伝えしなければなりません。
情報量の差をどのようにカバーするのか。アドバイスいただいたのは「プレーの描写・解説さんとのやりとりでポジティブなワードを言うシーンを増やす」と言うものでした。
例えば、マッチアップの守備側の選手の名前を積極的に出すこと。名前を出しておくことで、プレーが途切れた時に振り返りで守備の評価をしやすくなると言うアドバイスをいただきました。
もう一つフィードバックいただいたのは、「中継の緩急」についてです。
今シーズンからコメンタリーに解説者さんをお迎えしたことで、やり取りが増えた分
「プレー描写で緊張感を持たせる部分・解説さんのお話を伺う部分のメリハリをつけること」でより充実した中継になるとお話しいただきました。
そのためには、間をおく・声のトーンを変えるなど、実況が空気を切り替えなければならないと感じました。
引き続き、W Eリーグの楽しさをお届けできるように精進して参りたいと思います。
2025年10月21日 15:45