10月10日受講生ブログ
10月に入り、季節の変わり目となりました。衣替えなど、冬に向けた準備を始めている方も多いのではないでしょうか。
実況やインタビューにおいても、しばしば「準備」という言葉が話題に上ります。私はサッカー一筋ですが、他の方は野球やサッカー、そしてこれからの時期はバスケットボールも始まります。競技ごとに頭を切り替えるのは大変そうだな、と感じています。
今回の講座でも、国民スポーツ大会の振り返りの中で「準備の方法」が議題となりました。その際に出た「何を準備するか、どこまで準備するか」という言葉が特に印象に残っています。
国民スポーツ大会では連日さまざまな競技が行われます。そのため、次に向けた準備を毎日行う必要がありますが、時間は限られています。特に決勝や勝ち上がり式の大会方式では、どのチームを実況するか直前まで分かりません。その中で優先順位をつけながら準備を進めていくのです。講座で他の方の準備方法を聞いて驚いたのは、「現地に行く」というやり方でした。選手名の確認や大会スタッフとの会話、会場の雰囲気を知ることができるなど、メリットが多いと感じました。 自身で行った効率化は、大会公式資料を基盤にパソコンで資料を作成したことです。他の方の話を聞き、人それぞれ工夫があることも学びました。
また、この日は場内アナウンスの練習も行いました。原稿読みはもちろん、初めての場内アナウンスということで「何が必要か」「どんな準備をするのか」を考えながら取り組みました。現場を想定し当日に本番に備えて確認すべきことを事前に準備する。「準備の準備」とは一見非効率ですが、より良くするために最初のうちはこの位丁寧に行うことも重要であると再確認しました。
実況やインタビューは「準備が大事な仕事」とよく言われますが、その方法は人によってさまざまです。時間は限られていますがより良い仕事をする上で何を優先するか、どう準備していくかは永遠の課題だとも感じました。今回の講座を通じて他の方の手法を学び、自分の仕事に活かしていきたいと思います。