受講生ブログ「準備と公平さ」
「準備と公平さ」先日、Bリーグのプレシーズンマッチ大阪エヴェッサVSレバンガ北海道の一戦を担当しました。
いよいよリーグ戦まで約1か月を切りました。ここからどんな戦いを見せてくれるか非常に楽しみでもあります。
プレシーズンマッチの中継は基本的に1人実況体制。
テロップも最小限であり、バスケットボールの中継では重要なメンバー交代やファウルの数など、
そうした内容は基本的に自分で把握をしてお伝えしていく必要があります。
年々レベルアップするBリーグはスピード感も毎年早くなり、私たち実況が求められるスキルもより高くなっている印象です。
そうした中でどのような準備を行っていくかは非常に重要です。
過去のブログでも述べましたが、思い込みを持ったまま臨み、ミスをしてしまう事もあります。
特に今回のような1人実況かつ、運営体制によっても準備のスタンスは異なります。
今回は個人的に課題も出た中で、実際にリーグが始まった際に、環境が変わるから良しとするのではなく、
どんな状況下であったとしても余裕をもって対応できるように取り組みたいと感じました。
そして、公平性という部分。
特にJリーグやBリーグでの中継媒体においては、いかに公平性を担保できるかどうかが大切です。
先日で言えば、日本代表の富永選手がBリーグで今季初めてプレー。プレシーズンマッチとはいえ、非常に注目度の高い形となりました。
実際に31得点と素晴らしい活躍もありましたし、中継ではもちろん良さは讃えるのですが、
それ一辺倒ではバランスが崩れてしまいます。今回この点をいかに自分はバランス感を持って臨めたのか?
振り返りながら、自分の視点だけではなく、他の方の目線での意見もいただきながらしっかりと振り返っていきたいです。
いよいよスタートするBリーグ。Jリーグとは年末まで並行して取り組みますが丁寧に一生懸命臨みたいと思います。
能政夕介
2025年09月08日 10:35