主観と事実を見極める
先日サッカーのインタビューを担当させていただきました。監督と選手にインタビューをしますが、どうにも話が噛み合っていない感じがしたのです。自分で見返した時には「聞き方として聞きたい内容が分かり辛い質問文だったからかな」と思っていました。この反省も間違いではないでしょう。ですが、今回講座で頂いた指摘は「主観が入りすぎている」でした。今回のインタビューでは「凄くいい連携の得点でしたね」と自分の主観が入った聞き方をしていました。ただ、「いい連携」と思ったのはインタビュアーであって、得点した選手自身は「連携とは違う部分がよかった」と思っている可能性があります。それ故に聞きたい内容と異なる返事がきたり、質問途中で相手の表情が曇ってしまったりしていました。改めてインタビューは自分の主観を話す場ではなく、監督や選手の思いを聞き出す場だと確認しました。主観的な質問だと相手に響きません。
主観が入ってしまった要因ですが、思い込みが強くありました。「具体的に聞かなければいけない」「実況解説の話を盛りこんだ質問をしないといけない」と今まで学んだことを全てこなさなければいけない思考に陥っていたのです。
では主観を少なくしたインタビューをしたい時、どうすればよいのか。この場合「事実をベースにした質問をする」との解決法を頂きました。事実ベースとは、「後半に選手交代を行いました」「後半のシュート本数が10本と前半から増えました」など起こった出来事を基盤にして質問文を考えることです。事実ベースであれば、実際に起こった出来事なのでインタビュアーとインタビュイーの思考の乖離がなく話を進められます。
今回は、双方の思考の乖離が発生し、結果としてインタビューで噛み合わない受け答えをしてしまいました。まずは主観と事実の選別、そして質問内容を考えた時に、これは主観なのか事実なのかを見直しを行っていきたいと思います。
2025年08月28日 15:10