7月24日 受講生ブログ
今週も受講生ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
前回のアナウンスススクール・前半は、別の受講生のサッカー中継におけるリポートの実技レッスンを行いました。
まずは、「リポートを『どこで』入れる」練習のアプローチから。
寺西先生と先輩アナウンサーが、実況・解説役となって、サッカー中継を進行していきますが、実況の合間に「今は入れられるタイミングだよ」とアドバイスが送られます。
リポートを入れる練習だからこそ、リポートを入れなければ始まりません。
練習だからこそ、積極的にトライする
基本のことですが、他者の実技練習をじっくり見ていると、客観的にその大切さを認識できます。
次のステップは、「何をリポートするか」
今回のリポート練習では、手持ちの情報ではリポートに限りがあるため、話の内容は架空の物でも良いというルールが設けられました。
すると、ここで問題が起きます。
「今のリポート内容では、次の会話に活用できない」というものです。
リポート内容は架空の物で、「A選手は今週の練習で、戦術理解が深まった」という話
実況・解説役の2人が「今週は監督がかなり戦術をチームに落とし込んだ」という話をしているならともかく、
特定のプレーに対して抽象的なリポートを差し込んだので、「戦術理解が深まると、(プレーに対して)どうなるのか?」という要素が抜けていたのです。
・リポートを受けた実況・解説の会話のきっかけ
・今起こっていること(プレー)の疑問に対する解決
こういったことがリポートには求められるわけですね。
アナウンススクール・後半では、自身のサッカー中継の振り返りです。
「この場面で、この質問を、解説者に聞くことにより、何の意味があるのか?」
状況に即した質問、意図することがはっきりわかる質問とは何か。
解説者とのやりとりに対し、このような視点から焦点となりました。
リポートレッスンにより、実況における学びも深まった1日でした。
松下 翔