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7月10日受講生ブログ「過去・現在・未来」

今週も受講生ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
ユウセイプランニングの菅江です。
 
このブログを書いている7月16日にサッカー天皇杯3回戦が行われ、15試合中6試合が延長戦、うち4試合がPK戦にもつれ込むなど、各地で熱戦が繰り広げられました。
こういった最後まで白熱した試合もあれば、いわゆるワンサイドな展開になるゲームもあるのがスポーツです。
そういったワンサイドゲームになったときに実況はどのようなことを意識して伝えるのか、今回のレッスンで学ぶこととなりました。
 
先日自身が実況を担当したサッカーの試合、残り10分ほどで4-0という試合展開でした。
この点差、この時間帯を考えるにビハインド側の逆転はなかなか難しい状況ではあります。
この10分間、私はプレー描写を多く入れる実況をしていました。
誰から誰にパスが送られたか、守備はどうか、といった今起こっていることに対する実況に終始していたように思います。
 
この試合をレッスンで見てもらったところ、「なぜこうなったのか」「これからどうなっていくのか」という過去や未来の時間軸を意識しながら実況する必要があったのではないかというフィードバックをいただきました。
 
まず「なぜこうなったのか」という過去の部分についてですが、リードしているチームからすればここまでの4得点の内容を振り返るとよかったように思います。
どういう時間帯に先制し、そこから追加点を取ったのはどのタイミングだったか、またどういった形で点が入ったのかを、普段のそのチームのスタッツなどと絡めて話してみることで、よりその4得点を魅力的に伝えられたように思います。
またビハインド側のチームについては堅守を誇る反面、攻撃面に課題を抱えていたため、今回は前掛かりに攻めに転じた所が裏目に出た部分があり、その点を振り返ることでチームとして攻撃的に立ち向かったことをより印象付けられたように感じます。
 
次に「これからどうなっていくのか」という未来に対する視点ですが、今回が勝ち点差で並ぶチームであったという点、また上位を争っているというところから、このまま試合が終われば順位がどうなるのかという指摘をすることで、この試合の持つ意味合いをより深めることができたでと思います。
またビハインド側のチームではケガから復帰したフォワードの選手が久々に出場したということもあり、その点をより強調できていれば、厳しい試合展開のなかでも今後に向けてサポーターに希望を与えることができたのではないかと痛感しています。
 
スポーツ実況の要はいかに目の前で起こっていることを正しく描写できるかという点ですが、状況によって視点を過去や未来に移し伝える必要があると学びました。
多角的な視点で目の前の試合をより魅力的に伝えていけるように今後の実況に活かしてまいります。
 
菅江 隆一
2025年07月17日 19:06

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