5月30日受講生ブログ
前回担当させて頂いたインタビューでは「空気を読む」難しさを感じました。よくインタビューでは「聞きたい質問は前に持ってくる」とは言われます。ただ、質問の順番や話の流れを考えると、どうしても後ろに回してしまう質問があります。しかし、中継のインタビューは時間が決まっています。時間内にいかに聞きたい質問ができるか、いつも悩みどころです。
普段は時間内で3問質問できる監督さんがいます。しかしその日は2問目までしか聞けず、結局聞きたかった3問目まで辿りつけませんでした。では、そのような時はどうするか。自分で反省をし、考えた改善策として「質問に優先順位をつけておく」「相手の空気を読む」でした。
「質問に優先順位をつけておく」は、言葉の通り複数ある質問に優先順位をつけておきます。聞きたい質問から始めていくのですが、前述の通り話の流れで後回しになってしまう質問もあります。ですが、質問の順番とは別に優先順位をつけておけば次の「空気を読む」を実行した際に役立ちます。
「相手の空気を読む」は、今回のインタビューで、出来ていなかった部分です。その日インタビューの1問目の返答で相手の様子を見ます。すると「今日はいつもより1つの質問で長く喋るな」「この人は短く答えるタイプだな」と「その人の今日の様子」が察せられます。もしここで「いつもより長く喋る」のであれば先程決めておいた質問の優先順位を活用し、途中を省きながらインタビューを時間内に収めていきます。逆に「いつもより短く喋る」のであればより細部を聞いて質問数を増やし時間を有効に使っていきます。
このインタビューでは中々空気を読み切れず、時間内に聞きたい質問をすべて聞くことができませんでした。改めてインタビューは「生もの」なのだと感じた中継でした。事前準備は勿論ですが、その日その日の現場での空気感やインタビュイーの様子をしっかりと見て、臨機応変に対応できるように努めていきます。
2025年06月06日 13:02