5月22日受講生ブログ
今週も受講生ブログをご覧いただき、ありがとうございます。先日は、アマチュア最高峰のサッカーリーグといわれるJFL(日本フットボールリーグ)のゲームをレイラック滋賀FCの公式YouTubeチャンネルにて実況担当いたしました。
3月にスタートしたJFLも30試合中9試合を終了して、まもなく中盤戦に入ります。
その他、春に開幕した各リーグ戦も3分の1を迎える時期。
順位にもスタートダッシュの差が如実に現れる頃ではないかと思われます。
今週は、スポーツ中継においても、スタートを確実に切ることは大事だというお話です。
5月22日のアナウンススクールでは、別の受講生が担当した・一人実況のサッカー中継、私が担当した・解説ありのサッカー中継、と種類の異なるサッカー中継を振り返りました。
心身ともに自身のコンディションを整えるのもアナウンサーの立派な仕事の一つ。
とはいえ人間ですから、あらゆる中継において同じ調子で臨むのは不可能です。
一人実況の中継では、「落ち着きすぎているのでは?」という指摘があり、実況者本人もおぼろげに自覚はあったようでした。
今回の例では、実況のスピード感アップや実況者の思考回路の活性化にアプローチを行いました。
プレーでの気になる動きに注目したり、選手名を意識的に増やして回転数を上げたり、ゲーム開始からその軌道修正を図ることを学びました。
一方、解説ありの中継では、実況者と解説者の話がかみ合っているかという視点からフィードバックをいただきました。
解説の方がゲーム中でもスムーズにお話しができるように、環境を整えていくのも実況者の役割です。
もちろん、終盤よりも、試合の立ち上がりの方がより重要性が増します。
まさに中継の方向性を決めるにふさわしい時間帯が、序盤・立ち上がりなのです。
毎試合、絶好のスタートダッシュを切れるよう、日々試行錯誤していきます。
松下 翔
2025年05月28日 09:32