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5/1講座ブログ 天皇賞・春の共同会見を振り返って

中央競馬のGⅠレースにおいては週中に“共同会見”といって、出走予定の有力馬を3頭程度ピックアップし、その陣営(騎手・調教師)に民放のアナウンサーがファンへ向けにインタビューをする、というものがあります。今は動画共有サイト等にもアップされるなど、ファンの中にも定着してきているかと思います。
去る4/29、天皇賞・春の共同会見を私が担当いたしました。今回は騎手2人、調教師3人にお話を訊きました(ただし、調教師の内2人はそれぞれ2頭出走させるため、都合5頭分準備しました…)。毎度会見は緊張もしますし、準備もそれなりに時間はかかるのですが、ファンの代表という思いもあり、無事終わった時はまたそれなりのやりがいを感じます。
どんなスポーツでも試合への展望・意気込みを選手に訊くことはあると思いますが、競馬とて同じ。私も事前にいくつか質問を準備しつつ、ある程度訊きたい部分を絞り、あとは実際の会見中相手のお答えを考慮して、流れに合わせ質問の順番等その都度対応します。

さて、講座で取り上げ振り返ってもらったのは、とある調教師へのインタビュー。特徴は、その方は質問に対する回答が非常に短い方なのです(決して会見に否定的だったり、特別シャイな方というわけではないと思います)。
講座やその他今までの経験の中で、事前に私が考えたのが、一つにできる質問を細かくして、短いラリーの中でやり取りしてもらい、その中で徐々に掘り下げていくこと。
といいますのが、つい最近、この講座で別の方(競技)のインタビューの際、振り返りで出てきたアドバイスが「応答が長い人には質問は短く」というものでした。それを思い出したのです。
もちろんこちらの質問は長すぎないほうが良いのは大前提・相手の喋りが“主役”です。ですが今回、主役である相手の回答は「ええ」「はい」「そうですね」「いいですよ」。相槌が基本。
訊きたいテーマを質問内ではっきりさせながら、一つの話題に対してなるべく受け答えを短く、速いやりとりを意識しました。

さて、実際に見てもらっての受講した皆さんの感想ですが、不安な私をよそに、意外と好意的と言いますか、概ねよかったのではとの評価をいただきました…。
それでも、こちらもわかっていたとはいえ、いざ回答が一言だった時に動揺が出てしまい、質問を句点(。)ではなく読点(、)でつなぎ長くしてしまった部分が散見しました。さらに質問をかんだり、2頭分訊かねばないところ両馬の名前が逆になってしまったり…。
なかなかお一人訊くのもスムーズに終わるのは難しいです。

ファンの方はこれを見て、予想の、馬券の参考になったでしょうか。そうなっていることを願いつつ、私もこれが本番の実況に繋がる、重要な知識を蓄える場。この会見を踏まえてさぁ本番の実況は…。
それは…、是非MBSラジオのボッドキャストでお聴きになってみてください。
最後は宣伝みたいになってしまいましたが、何年たってもやはり学なり難し、それでも学んで頭に残っていることしか発揮できないのだと日々痛感します。

三宅 秀一郎
2025年05月15日 17:19

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