11月14日受講生ブログ
今週も受講生ブログをご覧いただき、ありがとうございます。季節の変り目、昼夜の寒暖差も大きくなっているこの時期、みなさま、体調はいかがでしょうか。
周りでは体調を崩している方も多く、また私自身もせきが続いていた時期がありました。
体調管理には十分に気を配ってみなさんに心地よい実況を届けられるように努めてまいります。
さて先日のレッスンでは自身が担当したバスケットボールの実況について様々なフィードバックをいただきました。
これまで一人実況の機会が多かった中、2週間連続で解説の方とご一緒しての実況ということもあり、これまでと違っていかに自分の言葉数を減らし、解説の方とその試合のポイントについて盛り上げられるかという点が焦点となりました。
例えば攻撃側のチームが8秒以内にフロントコートへとボールを運ばなければならないというルール8秒バイオレーションが起こったシーン。
私はルールの説明を入れたのですが、試合の終盤に起こったことを考えれば、ここは相手のディフェンスがオフェンスを停滞させたことを瞬時にたたえることが大事だろうとフィードバックをいただきました。
普段から丁寧に伝えることを意識してきたものの、その分言葉を多く説明に終始した部分が多分にありました。
短い言葉でもその瞬間に適切な言葉を扱えることが丁寧な実況であるということを学んだ次第です。
解説の方とのやり取りでは、終盤に大反撃を見せていたチームが一つのミスで流れを相手に渡してしまいそのまま逃げ切られたという展開となった中で、そのワンプレーに対する掘り下げが解説の方とともにできていたかが課題となりました。
なぜこういったことが起こったのか、試合の流れを通じての話、またはここまでのリーグ戦による疲労度やロスターに関する話などいろんな視点からこのワンプレーを捉えられたはずです。
このワンプレーが試合のターニングポイントであることに実況者が気づき、そこから解説の方の目線で話していただくことができていれば、試合終了後もそのポイントについて改めて振り返ることができたように思います。
一人でしゃべるときも、解説の方とご一緒するときも、「今視聴者が求めている情報は、言葉はなにか」を追求し、視聴者に寄り添う実況ができるよう、これからも精進してまいります。
菅江 隆一
2024年11月22日 21:58