10月24日受講生ブログ
少し早いのですが年内のJ1インタビューとなでしこリーグ実況担当を終えました。改めてシーズンを振り返ると修正できつつある部分、まだまだ積み上げられる部分、様々です。
まずは、修正できつつある部分。「こそあど言葉を減らす」「文章を短くする」が挙げられます。基礎的な部分にはなりますが、どうして「これ」「その」と言った言葉を入れてはいけないのか。文を短くすることでインタビュイーにも視聴者にも分かりやすくなる、など改善する理由を考えながら取り組んでいきました。
また、試合中に質問内容を考える時間を短縮する部分においても改善がみられました。これは講座内で教わった、事前に選手ごとに質問をまとめておく方法を用いました。ただし一度で改善できたわけではありません。シーズン中にいくつかの段階を経ています。最初は大枠のチームごとの質問のみ書いていました。そこから勝敗などの状況別、選手別などより細分化。これにより、状況に合わせて引き出しから質問を取り出すだけでよくなり、試合後インタビューに向けて悩む時間が減りました。
対して、今後も積み上げていきたい部分ですが大きく分けて3点あります。「質問の幅を考える」「戦術面も聞く」「監督、選手に合わせた質問を行う」この3つです。
「質問の幅を考える」はインタビューで今日の試合のことだけでなく、選手個人のパーソナルなこと、チームのこと、関係性や時間軸を意識したインタビューができているか。シーズン途中から意識するようになり、質問の幅も加味した資料作りを行いました。今後継続して取り組んでいきます。
「戦術面も聞く」部分は、言葉の通りです。特に試合後の監督インタビューなのですがあまり聞けていないと感じています。アライバルインタビューや実況解説の答え合わせも勿論ですが、対戦相手のチーム戦術やそれに対する自チームの戦術的特徴を理解していなければ聞くことができません。蓄積され知識となる部分もありますが、直近の試合や担当の試合中に実況解説が話している戦術面も拾えるようにしていきます。
「監督、選手に合わせた質問を行う」については監督選手も人間なので、答えやすい質問や話したいことがあります。それをどう引き出していくか。どのような聞き方、言葉の選び方が合うのか。これはしっかりと相手の回答を聞けていることも重要になりますが、インタビュー中で話したいポイントを探っていけるようにしていきたいです。また、過去のインタビューを見て監督がどう返答しているかも合わせて確認していきます。
また別日にはなでしこリーグの実況も担当しました。反省点が多くありました。
自分の出しやすい声や自分の話しやすい内容、安心材料に頼っていた部分が多くありました。今回の件をバネに一つ考え方を改めて今後取り組んでいきたいです。
このお仕事は、いつもお仕事が頂ける訳ではありません。ですが、次回より良いものを出せるように充電期間で取り組んでいきたいと感じました。
2024年10月30日 14:44