10月10日受講生ブログ
こんにちは。松下翔です。私事で恐縮ですが、まずこの場をお借りしてご挨拶させていただきます。
今年から9か月、スポーツ実況の現場から離れていましたが、
10/5、レイラック滋賀FCvsHonda FCのサッカー中継(レイラック滋賀FC公式YouTubeチャンネル)にて、実況を担当いたしました。
今回の放送だけでなく、これまで関わった方々のご支援があり、実況することができました。厚く御礼を申し上げます。
10/10のアナウンススクールでは、自身のサッカー実況も振り返っていただきました。
久々の実況が、4度目のサッカー実況ということで、長期間にわたって、入念に準備をして臨みました。
自身4回の中では、一番よく選手を追えました。
それでも、自分の実況の振り返りの後に、先輩の中継を振り返ると、
クロスを上げる前のタイミングで、ペナルティエリア内にいる選手を複数挙げられているなど、フィッティング(プレーと実況のシンクロ度合い)の精度や視野の広さ、選手の認識精度の高さで、基本描写もまだまだであることがわかりました。
その他、自分では「これで合っている(正解だ)」と思う表現でも、抽象的な表現やタイミングのズレ、などで、違和感を生じさせるものがあることをフィードバックで指摘していただきました。
特に、抽象的な表現と似た部分にもなるのですが、「雰囲気では正しそうに見えても、見る人が見ると間違っている箇所」を見落としていることに気づきました。
具体例では、既にボールホルダーがエリア内にいるのに、ワンテンポ遅れて「エリアに入ってきた」というようなものです。
第三者の目から見てもらうことで、自分だけの理解で済ませることの脆さ、もう一度自分の実況に正確性を検証することについて学ぶことができました。
さらには、実況での取捨選択についても、他の人はどんな拾い方をしているのか、より勉強したいと思います。
さて、今回担当した試合ですが、今季11勝目にして初めての逆転勝利、移籍後初ゴール(かつ負傷からから復帰後初ゴール)が決勝点など、脚本で書けないような素晴らしいゲームになりました。
スポーツの力というものをありありと見せてもらいました。
そんなスポーツを楽しみにされている、マイクの先にいる皆様のニーズに応えられるよう、稽古に励んでまいります。
2024年10月15日 22:18