9月19日受講生ブログ
今回の講座では参加したメンバーの実況の中から野球とバスケットボールの実況を振り返りました。
そして実況を振り返りながら講座のメンバーとフィードバックを行っていく中で、寺西先生が話された『人は感動したいと思ってスポーツを見る。ただ、数字やデータでは人は感動しない。』という言葉、考え方が印象に残りました。
実況をする中で自分が取材してきた情報、数字であったり、確かなデータを伝える事は自分の実況の信憑性を高めることにも繋がります。また、それにより一つ一つのプレーがどういう意味をなすのか、これまでの試合とどう違うのかを見る人が分かることができます。
私自身も、適切なタイミングで入れられるならできるだけ多くのデータ、情報を入れるべきではないかと考えていました。
しかし今回講座で改めて人の実況を聞き、その中でに出てくるデータについて考えたときに、あまりにデータが多すぎると、聞いている人はそれが何のデータなのかあまり理解できないということに気づきました。
一方、良いプレー、良い実況はしっかり理解できますし、長い期間覚えているものです。
まさに人はデータ、数字では感動しない。それを感じた瞬間でした。
データ、数字ばかり入れる実況は喋っている上では満足感がありますが、それにより重要な描写をするタイミングが合わなくなったり、自己満足の実況になってしまうケースもあります。
数字を入れすぎるのではなく、良いプレーをしっかり実況し、その試合のドラマを伝える。それが重要だと再確認した今回の講座でした。
2024年09月21日 22:49