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9月12日 受講生ブログ

9/12の講座は、ラジオ関西でアナウンサーとしてスポーツ・報道に長年携わってこられた、林真一郎氏をゲストに行われました。
普段のアナウンススクールとは少し違った雰囲気で行われたのは、駅伝実況です。
出席者全員が実況初経験となる競技。性別に関係なく、実況実習が行われました。

実況実習に与えられる資料は、講義の都合上、このあと画面に映る選手の高校とアスリートビブスの番号のみ。
普段の中継では、選手の持ち時計や全国大会での成績などを紹介しますが、今回は行いません。
そこで出されたオーダーは、「純粋に実況する」ことでした。

高校名を使い、先頭は○○高校、2位に△△高校、という具合の実況をひたすら続けるわけにもいかないので、
映像から実況描写に使えるものはないかと探し、初めての駅伝実況にトライしました。

実習を終えたあとの総評では、「競技として忠実にレースを喋って欲しい」「美辞麗句を除いて、もっとシンプルにできる」というものでした。修飾語を増やしたり、競技に関係のないことを長々と話したり、と内容を膨らませるのではなく、文章量を膨らませる傾向があったようです。他の受講生たちの実習も進んで行くにつれて、アップダウンの話やコース取りの話も出て、道路競争の基礎というのも学んでいきました。ちなみに、実習前はアップダウンの概念が無かったので、実況中にコースの上り・下りに気づかず、あとで見返すと「こんなにコースに傾斜がついていたなんて!」と衝撃を受けました。

話が逸れましたが、アップダウンの概念が無かったのは仕方の無いこととして、その上で、より『競技として忠実にレースを喋る』にはどうすれば良いのか?
講座終了後に考えてみました。
余計なものは、減らす。では、必要なものとは?

実況したシーンは、先頭・2位による完全な一騎打ち状態のレースでした。
そこで私は、2人の距離をどう表現しようかと考え、センターラインの破線の本数に注目して実況してみました。
ですが、センターラインが映っていない時やセンターラインが実線の時は、この方法が使えません。
この時に、別の視点から距離を描写することが足りなかったと思います。
後から学んだものに「2位の選手の姿/顔が大きくなってきました」「1位と2位の時間差を計ってみましょう」というものがありました。

ある視点かダメなら、次の視点で。
「今できている視点にだけ満足してはいないか」
純粋な実況を通して学んだ、今週の講座でした。
2024年09月17日 16:48

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