難しいと嫌厭するのは勿体ない
「難しい」と言われて思い浮かぶことは何でしょう?料理が苦手なので難しい。大雑把なので細々した作業が難しい。文系なので数学や理科は難しい。色々と種類はあるものの、一度は「難しい」と感じたことはありませんか?今回の講座内でも「画面を見ての実況だったので、見える範囲に限りがあり難しかった」という意見がありました。
確かに画面のみの実況は難しいです。審判が映っておらずどのような判定になったのか、交代選手は誰なのか。画面に映っていないところで試合が進行すると、戸惑うことも少なくありません。ですが「難しい」と自ら苦手意識を持ってしまう。ハードルを上げてしまっている部分もありました。
では、難しいをどう解消していくのか。今回、難しさを感じた理由の一つは「選手が分かりにくかった」こと。それに対して「極力名前を言って不安を減らしていく方法」が挙がりました。
そもそも選手が分からないのにどうやって名前を言うの?と思われるでしょう。確かにその通りです。ですが、試合中ずっと選手はカメラに顔を向けているわけではありません。ふとした時に背番号が映ることもあります。また良いシーンがあった時にアップで映し出されたり、リプレイが入ったりします。ここがチャンスです。攻撃側選手だけでなく、守備側の選手も名前を入れる。すると、プレーを強調できて尚且つ攻守2人の選手も捉えられるのです。一度か二度きちんと名前を呼び捉えた選手は動きや特徴を掴めるので試合中間違えずに言えることが多くなります。
実況以外にも冒頭でお話しした通り様々な「難しい」があります。そこに対し苦手意識を持ち遠ざけてしまうのではなく、どうすれば解決するのか。何が「難しい」の原因になっているのか。解きほぐして、対処方法を考える。すると実況中であっても「難しいけど、こうすれば難しくなくなるんだ」と臆することもなく対処していけると学んだ講座でした。
2024年08月31日 20:57