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対戦相手を意識したインタビュー

試合である以上必ず対戦相手がいます。今回の講座では対戦相手をより意識した質問を考える機会となりました。
 
試合前に行うアライバルインタビューではよく「相手の印象を聞かせてください。」と言う質問をします。これは監督が今日の対戦相手に対してどう考えているのか、特別な体制は敷いてきたのか、相手にフォーカスした質問内容です。対して自分たちにフォーカスした内容は「今週取り組んできた部分を聞かせてください」となります。
 
この対相手の質問は今日のこの状況・この対戦カードでしか起こりえない試合の面白さのポイントとなります。今回の講座ではこの「相手にフォーカスした質問」が課題となりました。
試合後のヒーローインタビューで「今日はあまり上手くいかなかった」と語る選手。それに対して「自分に問題があったのか」それとも「対する選手がしっかり対策しており、抑え込まれていたのか」一体どちらだったのか聞ければよかったとの指摘を頂きました。
チーム同士選手同士の攻防は試合の見どころの一つです。この見どころを選手自身監督自身はどう捉えているのか、ここをより深く聞けると視聴者も今日の試合の解像度が上がりより楽しめるようになることでしょう。
 
相手にフォーカスした質問をするためにはより、対戦するチームの特徴や選手の特徴をつかんでおく必要があります。普段は4バックでディフェンスしているチームが今日は3バックだったとしたらそれは相手対策の可能性もありますし、インタビューでも「今日は3バックでしたが」と言うようにポイントを絞った質問ができます。勿論、チームの特徴を理解したり選手のプレーの特徴を深く知ろうとしたりすれば時間がかかります。ですが「相手にフォーカスした質問」を通して両チームの特色を知ってもらい、今日しかないこの試合をより楽しんでいただけるように意識してインタビューを行っていきたいと思います。
 
2024年08月16日 11:11

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