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高校野球を伝えるうえで大事なこと

今週も受講生ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
 
第106回全国高等学校野球選手権大会、いわゆる夏の甲子園大会が8月7日に開幕します。
阪神甲子園球場が開場し100周年という記念すべき年。
100年の間に様々な思いがぶつかり合った聖地・甲子園で、今年はどんなドラマが生まれるのか、楽しみにされている高校野球ファンの方も多いのではないでしょうか。
 
私自身はその甲子園を目指す地方予選の大会を香川、そして奈良で数試合を実況担当させていただきました。
春の大会から従来のバットより飛距離が出にくいとされる新基準のものに代わり、その新基準バットを使用しての初めての夏。
試合前に各校の監督に取材をしたところ守備面の重要性をお話されている方が多く、その通り例年以上に守備が引き締まった試合が多かったように思います。
 
試合前の取材はとても重要です。
先ほど述べた新基準バットに対するアプローチも監督によって様々で、「これまでいかにバットの力に頼っていたかを痛感させられた」と述べる方もいれば、「軟式野球を指導していた経験が活きている」と語る方もいて、その生の声というのは取材を通してでしか得られない貴重な情報です。
 
ただこういった試合の駆け引きに必要な情報だけではなく、他にも重要な情報があります。
それは選手や選手をサポートする皆さんがどんな思いでこの夏を迎えたのかという情報です。
高校野球の実況者は、部活動に打ち込む高校生たちが集う教育現場の一環に、自分たちも加わり選手たちを後押しする意識を持つ必要があると、講座で何度となく教えられてきました。
だからこそどんな思いでここまで頑張ってきたのか、どんな思いで仲間を、お子さんを支えてこられたのか、選手たちを後押しするような情報が必要なのです。
 
保護者の方に取材をした際、涙ながらに3年間の苦労をお話しいただいたことがありました。
「グラウンドで戦っている選手だけでなく、球場にいる人の多くがそれぞれに思いをもってこの場にいるのだ」と胸が熱くなったことを覚えています。
 
今年の自分の高校野球実況を振り返るとこの点の取材が不足していたように思います。
本当に必要な準備とは何かを改めて考える機会となりました。
 
これから始まる夏の高校野球甲子園大会。
全力で戦う球児はもちろん、応援する皆さんにも思いを馳せながら注目したいと思います。
 
 
菅江 隆一
2024年08月01日 17:59

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