ユウセイスポーツアナウンススクール｜プロのスポーツアナウンサー養成・講師派遣

5月23日受講生ブログ

今回は久しぶりの参加、そして久しぶりのブログ執筆となりました。
私は今年の４月にある地方局のアナウンサーとして2年目を迎え、
後１か月と少しで、夏の高校野球の地方大会で野球実況のデビュー戦を迎えます。
それもあり、今日は野球実況の練習を講座内で行いました。
そもそも私は野球だけでなく、今回の夏の大会が「実況のデビュー」となる中で、
今回の練習でも、野球を伝える上で、言わなければならないことを言えていなかったり、単語や描写のミスをしてしまったりと、本番に向けて解決していかなければならない課題が多く見つかりました。
ただ、今回、１人で練習するのではなく、講座という形で寺西先生や他の受講生とコミュニケーションを取りながら練習を行ったことによって
様々な視点からのアドバイスを受ける事ができ、
その中で「ミスの原因」を正しく理解して練習することの重要性を改めて感じる事が出来ました。

今回の実況練習中に、細かい表現や単語のミスが散発したのですが、そのミスについて自分で実況しながら気づける時と気づかずに流してそのまま先に進んでしまう時がありました。
それについて今回先生らと原因を考えると、
例えば得点シーンや、ランナーがたまって１本のヒットで複数のランナーが動き、描写のスピードやテンポが速くなるようなタイミングでミスが増え、
余裕がなくなりそのミスに気付けなくなる事が多いと気づくことができました。
これまで、１人で練習している時にはミスの原因は私の野球実況の知識が不足していて、言葉のチョイスに不正確性がある、不安があるからだと自分の中では思っていました。もちろんそれも原因の１つとしてあるのですが、今回の講座でそれに加えて、上記の理由もあると理解することができました。
本番では緊張や暑さなども影響し、よりミスが出やすい環境にあると思います。ただそれを自覚しながら練習を行っていくのとただがむしゃらに練習を行っていくのとでは本番を迎えるにあたっての準備の面や気持ちの面でも違ってくる。そう感じた今回の講座でした。

今後そのミスをなくしていくために、野球の実況により多く触れ、セオリーなどの知識を高めていくことはもちろん
自分がミスしやすい状況とはどういう時かを理解し、その状況では一段階ギアをあげて実況することなどを意識しながら練習に取り組んでいきます。
そしてこの夏に球児たちの雄姿をしっかりと、分かりやすく、熱くお伝えできるよう、残り短い期間ではありますがしっかりと準備、練習していきたいと思っています。