3月14日受講生ブログ
先日の中継を振り返ったときにインタビューの振り返りで「決めつけた聞き方をしている」という指摘をいただきました。確かに、インタビューで「こういった話題を話してほしい」と思ったときについこちらが答えを出した質問をしてしまいます。「最高でしたね」「悔しいですね」など、相手の感情を決めつけた聞き方です。それをしてしまう理由としては、答えが分かっていればやりやすいからというのがあるでしょう。質問をして想定と違う答えが返ってくることも面白さの一つではありますが、それよりも安心感を取ってしまった結果です。
もう一つの理由としては「具体的なことを聞かなければいけない」という心理からです。
こちらは実況をしている時に起こります。プレーの詳細や今後の展開などより深い話を聞かなければならない、また、ある程度話を絞っておかないと解説が話しにくいのでは、といったこれまた決めつけの心理が働いてしまっているのです。
この決めつけの恐ろしい所は相手のしたい話を聞きだすことができないだけでなく、相手を怒らせてしまうこともあるのです。考えてみれば「自分の感情を人に決めつけられる」のですから怒るのも当然ですね。
今後はよりオープンクエスチョンを意識して聞き、そこから相手の話したい部分を探れるようにしていきたいです。そのためにも、質問に対しての意識を変えるだけでなくどのような聞き方が分かりやすいか、質問内容と試合のタイミング、聞き方にもこだわり学んでいきたいと思いました。
2024年03月21日 16:45