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9月28日受講生ブログ～最初の5～10分間で大事にすべきこと～

今週も受講生ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
今回のレッスンではサッカー実況において「最初の5～10分間でその試合の見どころを伝えられているか」という点がテーマになりました。
 
まず実況者はあらかじめその試合がどんな展開になるのか予想して臨みます。
例えば順位争いであったり、ここまでの戦いぶりであったりと、いろんな視点から互いのチームの状況を把握し準備していきます。
 
そういった自分なりの考えをもっていざ本番。
準備した通りの動きを見せるのか、はたまた全く違った動きが見られるのか。
それを試合の序盤に確認しながら伝えていくことで、その日の見どころを視聴者に提示することができ、また実況自身が盛り上げどころを把握することに繋がります。
 
先日担当したサッカー実況では選手追いに終始してしまい、チームとしてどのように仕掛けているのか、選手が何を意図して動いているのかを伝えきれずに進行していました。
結果的に視聴者に対し印象に残りにくいふわっとした入りの実況になり、伝えている自身も盛り上げどころを掴み切れずにいたように思います。
 
「9月7日受講生ブログ」でテーマになった「線の実況」。
得点シーンとそのきっかけとなったプレーや戦い方とを線のように結び付けられているかという内容でしたが、今回のテーマである最初の5～10分間での提示もまさにこの線の実況に繋がってくる部分だと実感しました。
チャンスシーンや得点シーンに至った理由を把握するために、最初の5～10分間で見せてきたチームの戦い方が参考になるからです。
 
視聴者がその試合をより楽しむために必要な見どころの提示。
それは結果的に伝える側である自身が楽しむ手助けになるのだと感じた次第です。