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より細やかな反省の大切さ

実際にお仕事をした後に復習をします。
今週の講座での出来事をきっかけに『反省』について改めて考えました。
 
先日のことですが、2週に渡り実況を担当させて頂きました。1週目に出た課題を2週目の実況で修正し、より良くしていく……と言うのが常です。常なのですが、今回は課題が改善できず繰り越しとなってしまいました。
 
その理由の一つとして「反省不足」というのが挙げられます。
今週の講座の中で実況を担当した試合を見ていただき、その中で特にゴール前のシーンを細かく確認していきました。
競技はサッカー、場面は相手陣内でボールを奪いショートカウンターでの得点です。問題となったのは得点シーンで実況が遅れてしまったこと。
ですが自分で実況を見返したタイミングでは「遅れているので次はもっと前から得点を意識した実況を心掛けよう」という反省をしていました。
ですが、これでは「具体的にどう修正していくのか」というのが明確になっていません。その為、何となく練習し何となく課題を修正した気になってしまいます。結果として１週目に行った実況と、２週目に行った実況とで同じ課題が発生してしまいました。
では、どう修正していくのか。
今回、講座の中で同じシーンを何度も非常に細かく見て頂きました。攻撃の起点となったのはどこだったのか。どのタイミングで起点となる選手を捕まえるべきだったのか。得点を決めた選手にボールが入ったタイミングでの描写は的確だったのか。では、実際にどのような言葉で描写していくのか。
細部まで詰めていくことで修正の仕方も変わってきます。今回は起点の選手を抑えるタイミングが遅かったこと。他の選手に気をとられてしまっていたこと。そして、得点者にボールが入った時に攻撃の描写に集中せず周りの描写をしたことによりゴールが決まった時に遅れてしまいました。
今後は同じようなシーンがあった場合も、攻撃の起点のタイミングを掴む。アタッキングサードなど得点のチャンスの場合は描写は短く、また攻撃側に集中する。と言ったように具体的に修正していくことが出来ます。後は繰り返し練習することでタイミングを掴んだり、他の実況者の得点シーンをみてどのようにしているか研究したりすることで体に馴染ませていきます。
講座内で具体的に実況の修正を行えたことで、自分の反省がいかに浅いかを鑑みることができました。
 
反省・復習をすることは大切です。ですがその方法も表面をなぞるだけでなく、より具体性を持って行うことでより成長していくことができます。自分で反省し、講座内で学んだことを実際の実況に還元し復習していくことの大切さを改めて考えました。