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インタビューが長い?とは・・・・・・

 夏休みも終わりを迎える季節となりました。楽しい楽しい夏休み、その楽しみの前に待ち受けているのはそう、「校長先生の話」です。体育館に集められて聞くあれです。
 「校長先生の話」と言うと、どのようなイメージでしょうか。
 夏休み前、体育館に集められて延々と話を聞かされる。毎年特に内容も変わらず、だらだらと長い話をする。結局良く分からない例え話でより話が長くなり、何が言いたいのか分からない。
 長い。面白くない。話が分からない。
 無論、全てに当てはまる訳ではありません。ただ、ドラマやアニメなどで出てくるテンプレート的な「校長先生の話」と言うとこのようなイメージなのではないでしょうか。
 勿論、一個人の意見ではあります。
 
 この、長い。面白くない。話が分からない。という「校長先生の話」状態になっているのが私のインタビューでした。
 以前、担当したヒーローインタビューで「長かった」と現場の方に言われたことがあります。ですが、秒数を図ってみると規定時間内に収まっている。では、どうして「長かった」と言う印象を与えてしまったのか。そう、「校長先生の話」と同じことが起きていたのです。
 
 
・長い

インタビュアーの質問の文章が長い。結果、相手よりもインタビュイーの方が長く話してしまう。その為、視聴者に「インタビューが長い」という印象を与えてしまいました。出来る限り簡潔に、それでいて相手の話したい部分を擽る聞き方が理想です。
 

・面白くない

人間は何度も同じ言葉が出ると飽きてしまいます。また、毎回同じような聞き方をすると、毎回同じような答えが返ってくる。これも同じく飽きてしまいます。
「振り返ってください」「サポーターにむけてメッセージを」「次の試合に向けて意気込みを」というのは便利な言葉です。また、簡素にまとまっていてとてもいい言葉です。時と場合によっては効果的です。ただ、良く利く言葉、と言う印象もあたえます。
 

・話が分からない
分からないことを理解するのには脳にストレスがかかります。先程の『①長い』と矛盾する部分もありますが、あまりに短すぎる質問は混乱を招きます。前提条件が質問から抜けていることで、何を聞きたいのかが受け取れないからです。
例えば「今日は記念のゴールになりましたね」と言う質問。これだけでは「何の記念か」が分かりません。文脈が繋がっていれば良いのですが、そうでなければ「今日は選手ご自身の誕生日。記念のゴールになりましたね」など、前提を入れつつ、簡素に纏められるのが理想です。
 
 
 講座内でインタビューを見て頂いた時も、「この質問の前提条件が抜けているせいで、聞きたい部分が聞き出せていない」「文章が長い」「この試合だけでなく、このチームとしての流れを汲めていない」と言ったご指摘をいただきます。
 これに対しても、前述の3つのポイントを変えるだけでも大きく変化します。ただ、変え方も様々で、語彙を増やしたり、言葉を減らしたり、質問の種類そのものを増やしたりと手数が多い分どれから取り組むか、贅沢な悩みも尽きません。
 この、長い。面白くない。話が分からない。という問題は実況にもインタビューにも共通することなので意識して飽きさせない、脱「校長先生の話」を目指していきます。
 
2023年08月28日 18:01

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