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リポートにおける情報の内容とタイミング

先日の講座で、サッカー中継のリポートを見て頂きました。
 
試合の中には情報が沢山あります。その中の情報を選び伝えていきます。
では「いつ」「どのタイミングで」「何を伝えるか」
今回はリポートの情報の内容とタイミングが課題の一つとなりました。
 
「情報の内容」これは、取材段階からの取り組みが大切になります。
試合中は様々な事が起きます。事前取材とは異なる展開もありますし、話を聞いた選手がベンチにも入っていない等、取材が全く意味をなさないこともあります。その分大切になってくるのが取材量です。
全選手・監督・スタッフに話を聴ければ取りこぼしも少なくなります。ですが、現実的ではありません。
では、どうするのか。取材の時にポイントを絞って聞くことが大切になります。
今回の試合のポイントはどこか。今チーム内で中心となっている選手は。古巣対決や、過去のチームメイトなど様々な視点があります。
この部分を前もって絞っておき、取材に赴くと効率よく話を聞くことが出来ると講座内で教えて頂きました。
そのポイントを絞る際、担当する試合の実況さんに相談するのも一つの方法と以前教えて頂きました。こちらは前回の中継の際に行ったのですが、自分とは違った視点での質問が出てくるので取材をする上でも、試合を分析するうえでもとても勉強になりました。
 
そして情報を入れる「タイミング」こちらは内容にも関連してきます。
伏線となるものは早めに。事実としての情報は機を見て。と言ったように早めに処理すべきものと、余裕があるときに入れるものとに情報を振り分けていく必要があります。
伏線となるものは「監督は相手の右サイドに注意と言っていた」や「この選手は利き足とは逆の左足でのシュート練習をしていた」などプレーで注目すべきポイントとなるものです。
対して事実としての情報は「古巣対戦となる選手がこの試合に向けてこのような意気込みを話してくれました」等と言ったものです。
これは資料作成の段階で振り分け、資料を作っていく必要があります。他にもリポートの資料は「誰の話の内容か」「短い時間で入れられる文章の長さか」などにも気を付ける必要があります。
 
 
実況やインタビューと同じく「視聴者に何を伝えるか」を考えれば自ずとタイミングやリポート内容も決まってくるでしょう。ただ、「視聴者に何を伝えるか」というのはあまりにも自由で個人差があり抽象的です。今回の講座でリポートを入れるプロセスを言語化していただきました。そのおかげで私自身の取材への考え方や、リポートの入れ方に対する考え方が変わりました。
中々リポートのある中継は数も少なく、担当も回ってきません。ですが、来るべき時に向けて日頃見る試合からリポートに意識も活きつつ取り組んでいきたいと思います。
 
2023年08月09日 19:24

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