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7月27日 受講生ブログ

今週も受講生ブログをご覧いただき、ありがとうございます。 あっという間に8月。6日からは全国高等学校野球選手権大会(夏の甲子園)がスタートします。 おととしに続いて、三重と奈良の2つの大会で高校野球中継に携わることができ、 こちらもまた大会1日目(三重)から準決勝(奈良)まで、3週間近く、『長い夏』を過ごすことができました。 厚く御礼申し上げます。 ありがたいことに高校野球中継は、2017年から担当させていただき、 過去の中継で実況した選手が、高校・大学を卒業し、社会人となってこの夏、都市対抗野球大会で活躍しているというのを知り、感謝とともにこの長い年月を感じ、さらには、胸が熱くなった2023年の夏でした。 そんな高校野球について、振り返りを行った、7月27日の講座でした。 野球には「打線」という言葉があります。 1番から9番までの打者が連動して、つながってこそ、線になり、効果的な攻撃になります。 スポーツ実況もそうした連動した実況、「線」になる実況を目指して日々練習に励んでいます。 今回見ていただいた中継では、1回ウラに「勝負」という言葉を使ったシーンがありました。 序盤も序盤の場面で、「勝負」を使うことに違和感を持った受講生がいました。 中継をご覧になった方にも、同じ印象を抱いた方がいらっしゃったかもしれません。 その違和感は、(1)これまで(2)この先、2つの視点から提示があれば解決しました。 「勝負」を使った場面は、1回ウラ2-2同点、2アウト3塁という状況でした。 (1)後攻チームは、1回表に2点取られたが、そのウラ2アウトから同点とした (2)さらに3塁、勝ち越し(1回逆転)のチャンスである この2点があれば、 ・攻撃は、もうひと押しが叶えば、逆転。主導権をつかめる ・リードしていた守備側は、流れも次の1点もここで譲りたくない このような攻防であるから、「勝負」と表現するに至るわけです。 2アウトから同点という出来事だけでなく、プレーもより詳細に見れば、 このシーンでどこに注目すれば良いのか、という高度な話も講座ではありました。 話を戻しまして、アナウンススクールでは、 「なぜ、勝負という言葉を選んだのか」という問いがありました。 この質問を真正面から上記のように鋭く答えられれば良いのですが、 当時の心理状態と同じように、雰囲気での理解にとどまり、核心をついた回答ができませんでした。 野球に限らず、刻々と変化する状況に対し、期待感を含んだ可能性を瞬時に提示できるか。 そこを磨けるかという、今週の講座のハイライトでした。

 

松下 翔

2023年08月01日 13:21

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