ユウセイスポーツアナウンススクール｜プロのスポーツアナウンサー養成・講師派遣

7月20日 受講生ブログ

こんにちは。フリーアナウンサーの住谷綾香です。
全国各地で猛暑日が続いていますが、今スポーツもさまざまな競技が熱く盛り上がっています。

先日の講座では、私のJリーグインタビューを観て頂きました。
今シーズンの個人的なテーマとして「監督・選手の過去のインタビュー分析」を掲げております。
試合前のインタビューでは、監督にお話を伺います。
各チーム、戦術的に秘密にしておきたい事ばかりかと思いますが
その中でも試合に向けての見どころ・選手の状況などヒントになることを伺います。
講座の中で話題に上がったのは、「人に合わせた聴き方」と言う事です。
１つの質問にたくさんの言葉で返してくださる方
短い言葉でテンポ良く回答してくださる方
抽象的な質問より、ピンポイントに絞った聴き方の方がお話いただきやすい方など
インタビュー対象者さんがどのタイプなのかを事前に把握し、質問もそれに合わせて想定する事が大切だとフィードバックを頂きました。

また、今回私は初めてインタビューさせていただく監督さんだったので
事前の講座で同じ試合担当になった事のある方に、インタビューでの特徴を伺えたのも大変ありがたかったです。

そして、ユウセイの先輩アナウンサー方は現在、高校野球シーズンの真っ只中。
普段から実況を担当されている先輩方にも高校スポーツならではの難しさがあるという事でした。
試合で起きていることを実況する。試合の流れ・グラウンドで起きていることを伝えるというベースの考え方。
一方で、高校球児にとっては人生の中でも特別な舞台、という事も大切にしなければいけません。選手の名前は全員呼ぶ、試合で見えていない情報やエピソードも大事に伝えたい。
と、幾つもの要素が重なり合っている試合で瞬時にベストな言葉をチョイスしなければいけません。

また、この講座に参加させて頂くようになって最初に教わったのが
「マイナスな表現をしない」ということです。
（例：Aチームの守備陣が奪われた→Bチームのドリブラーが奪った）
高校スポーツでは、特にその部分を大事にしているということでした。

高校野球実況のお話を伺って、改めて自分の実況は
選手たちのプレーや日々の頑張りを大事にできているか？ということを考えさせられました。

暑い日が続きますが、お読みいただいた皆様もお体に気を付けて
夏のスポーツシーズンを楽しみましょう。