6月29日受講生ブログ
本日も受講生ブログをご覧いただき、ありがとうございます。6月17日から沖縄を皮切りにスタートした夏の全国高校野球選手権。
今年も熱戦を実況させていただく機会を得ました。
今回のレッスンでは、来るべき本番に向けて野球の実況練習に臨みました。
その日に行われていたプロ野球を題材にして、イニングごとに本番さながらの実況を披露します。
自分が担当するイニングが回ってくるまでの間、他の受講生はどんなところに着目して実況しているのかを見ることはとても勉強になります。
キャッチャーの構えから察する投手の状態の良し悪しだったり、試合内容から考えられるチームの攻め方、守り方だったりと、十人十色の伝え方があることに気が付きます。
またこの練習にどんなテーマを設けているかもそれぞれです。
ラジオ実況を意識して描写をより細かく伝えている受講生もいれば、テレビ実況を意識してうまく間を使うことを意識して伝えている受講生もいました。
では自分自身の実況練習はどうだったかというと、一つの課題が浮き彫りになりました。
それは高校野球で伝える上で必要な意識で実況ができているかという点です。
「鋭い打球がショートへ。ショート待って掴んでファーストへ送球。スリーアウトチェンジ。」
特に問題がない実況に聞こえますが、上記の実況には守っている選手の名前がありません。
「ショート○○」「ファースト△△」といったように守備位置に名前をプラスして伝えることが高校野球の実況では特に求められます。
我々が担当する試合は、出場する選手一人ひとりにとっての晴れ舞台、ご家族を含め皆さんにとって一生の思い出になるかもしれない試合映像です。
だからこそその選手が絡んだ一つ一つのプレーを丁寧に描写する必要があります。
一人ひとりの活躍を丁寧に伝えられるように、本番に向けて備えてまいります。
菅江 隆一
2023年07月06日 10:03