6月8日受講生ブログ
暑さが厳しくなるにつれて、様々なスポーツが盛り上がって参りました。今回のブログは、住谷綾香が担当させて頂きます。
先日、W Eリーグが2022−23シーズン全ての日程を終了しました。
それに伴って、私も今季の実況担当試合が全て終了致しました。
今回の講座では、最後の試合(広島対エルフェン戦)についてフィードバックを頂いたのですが、印象的だったのは
「サッカーを見ている人に、ワクワクする余韻を残すこと」と言う言葉でした。
例えば、攻撃のシーンで、クロスボールに詰めていた選手の人数だけでなく名前も言うこと。そうする事によって、様々な可能性を見ている人が感じる事ができます。
私の現在の課題に「一つの事象が終わったら、そこで落ち着いてしまう」と言うものがあります。
試合の中で可能性のあることを複数挙げられると、予測する楽しさを見ている方に感じて頂ける実況になると気付かされました。
また、講座の中でインタビューの構成についての話題も上がりました。
Jリーグなどのインタビューを担当する前は、主に両チームの監督の過去のインタビューを観て、話し方やインタビュアーさんの質問を参考にしているのですが
その中で、「人のインタビューを聞くだけでなく、自分だったらどうするのかを持っておく」ことが大切だと教えて頂きました。
他の人と比較することで、自分に足りない部分や、新しい視点が見つかると言うものです。
インタビュー内容を聞いて、メモを取って参考にするだけではなく
自分だったらどうするのかを考えながら聞くことで準備が1つ深まると感じました。
最後に、今年は初めてW Eリーグ実況でシーズンを通じて広島のホームゲームを全て担当させていただいたのですが、
昨シーズンよりもずっと悩みの多い1年間となりました。
反省点もまだまだ多く、自信も足りていない不甲斐ない気持ちになることが多かったです。
しかし、自分の足りていない事に気づけているのは成長している証拠、と言うお言葉をいただきました。
これからもたくさん悩んで、たくさん実況に向き合っていきたいと思います。
2023年06月12日 10:11