4月20日受講生ブログ
今週も受講生ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
前回のブログは、「〜しなければならない」についてでした。
私もアナウンススクールに通い始めた頃、
新しい発見・学びがあり、そして課題が出てきてきました(これは今もそうですが)。
そして、講座の最後にあるフィードバックで、
「これからは『~~〜しなければならない』と思いました!」と締めくくったわけですが、
寺西先生から「『〜しなければならない』は脳をネガティブにしてしまうのです」と教えていただいた経験があります。
これからポジティヴなことを目指そうとするのに、不必要なプレッシャーを与える必要はないということですね。
先週の講座では、自分が実況した中継をみなさんに見ていただきました。
実際の中継現場では、「ある事柄について、できていなかったかな」と帰り道で振り返っていたことが、
冷静に中継を見直すと、質はともかく、量はむしろ出来すぎているのではと感じる内容でした。
すると、出てくる課題というのが、「今、その事柄に集中しなくても良いのではないか?」という問題です。
数ある事柄の中から、ゲームに即したものはどれかと優先順位をつけ、コメントをする。
これはオーバーな例ですが、サッカーの実況において、
まさにシュートをしようという瞬間、ボールを蹴る選手でなく、中継で紹介したキープレーヤーの名前を言うでしょうか?
もちろん言わないですよね。
注目選手だからと言って、中継時間の一つ一つ全てのプレーで注目するわけではありません。
だからこそ、自分が臨む実況テーマにしても、そのテーマを使う時間帯もあれば、使わない時間帯もあります。
「今はAに注目する状況、次はBに注目する状況」
「時間の制約があったときは、次の時間帯に向けてストックをする」
このように、一連の流れで効果的に実況のモードを切り替えていけるか。
「ゲーム中は常に意識し続けなければならない」という面があるかもしれない、と感じた今回の講座、
今後はより良いマインドセットで臨みたいと思います。
松下 翔