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3/23講座ブログ「バスケットボール実況振り返り」

先日BリーグB2「香川ファイブアローズvs佐賀バルーナーズ」の実況を担当させて頂きました。およそ4か月半ぶり、そして今季の最後のBリーグ実況でした。3/23の講座ではこの試合も時間を割いて私の実況について先生や参加者から助言をもらいました。
前回11月の実況の際、たくさんの課題が出ました。今回はその課題を解消して、聴きやすく、わかりやすくなっているかが自分の中でのテーマでした。

①動きのフィット感
②感情を具体的な言葉に
③事前に出していた注目情報などの回収
④ルールやセオリー(作戦)の理解

特に①、これは毎回課題にしている部分です。スピード感があり、攻守の切り替えがとても早い競技であるが故、そして瞬間的な言葉のチョイス、短くシンプルな言葉で、それを選手の動きに合わせて。TV(画面)視聴の実況なのでなおさらです。そう、私は普段ラジオで実況をしていることもあり“説明”が多くなりがち。直前に寺西先生からも「テレビ実況は動きのフィットから説明でも違和感なし。ラジオ実況は動きと状況・説明を同時に行う」と助言頂きました。まず動きに全力を注げばよいと思い、常に頭の片隅に置いて本番に臨みました。

実際の本番、試合は当時地区7位(最下位)の香川が、地区首位の佐賀を中盤逆転、最終盤追いつかれる大接戦となったものの見事なアップセットを起こしました。
大事な①の課題に関して、自分の中では納得できないところが多くありました。それでも終盤大事なダンクシーンを何とかついて行ったシーンでは、バスケ実況の大先輩に評価してもらい、少しでも改善は見えたのかなと感じます。
②は、まだ癖になっていますねえ、「あ~っと」「う~ん」「おっと」…多用してしまうのはまだまだ稚拙、反省です。終盤は自然と感情が乗るような試合内容。今後も感情をより「単語」の上に乗せていく意識を持ちます。
そして④。これは前回、終盤の接戦でこの部分を知らず、全くもって頓珍漢な実況になってしまったことがあったのでした。今回は展開的にも前回の反省が生きた部分が幾つかあり助かりました。まだ足りない部分も講座メンバーに指摘をもらいましたが、まさにこうした指摘が生かされたのだと思うと、皆に指摘してもらえる場の有難さを改めて感じます。
そして今回の新たな反省なのですが「冷静さ」。②にも関わってくるでしょうか。そもそも③の課題でも、私はプレーに熱中するがあまり、何を事前に(途中に)言っていたか覚えてないことが多く、この課題に向き合えていなかったかもしれません。それ以外にも忘れてしまったことは幾つもありました。例えば得点やファウル数などの記録面。途中に紙でスタッツも来ますし、我々向けのスタッツサイトも、多少のディレイ(遅れ)はありますが、ケアされています。ただリアルタイムで伝えるべく、私も手元で最低限記録しようとするのですが、喋りながらそれをするのが中々難しい。途中それを失念したせいで、勘違いして誤ったことを伝えている部分も正直ありました。B2は解説無しの一人実況ですので、こうしたところも重要。また終盤両手を膝につき俯く選手が映った際に「ただ見えた印象(私感)」ではなく「事実や記録を交えての印象」を伝えられなかったのも感情的になりすぎた故でした。
最近別の競技でも、やはり試合の最も熱くなる部分に、熱くなりすぎるのか、その前後でのちょっとした勘違いや言い間違いに悩まされています。熱中すると「無意識」になりますが、やはりこの講座でも言われている「無意識で出来るようになる」くらい、無意識中でも意識できるチェック機能を頭に空けておく、そしてチェックを促せるような資料・情報づくりをより工夫せねば、と今度からはこれを頭の片隅に、仕事に臨んでまいります。そしてまた先生をはじめ皆さんに助言をいただく…かもわかりませんがその時は宜しくお願い致します。
 
三宅 秀一郎
2023年03月31日 17:03

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