3月2日受講生ブログ
今週も受講生ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
先週のアナウンススクールでは、「盛り上げ方の細分化」が課題になったそうです。
(伝聞表現になっているのは、私は他の受講者と一緒に別のワークを行っていたためです)
先週分のブログを見ていますと、声の強弱だけではなく、声の速度にも意識して幅を広げよう、そして自分の速度を認識しようという話でした。
今週のアナウンススクールでのある受講者の実況チェックでも、
「何を喋ったのか」、「どんな会話をしたのか」という点に加えて、「音としてどう聞こえるか?」という点が話題になりました。
バスケットボールの試合終盤、リードされているチームが連続得点で一気に点差を縮めるシーン、このゲームのハイライトの一つとなる場面です。
そこで提起されたのが、「音の作り方」でした。
音の出し方が独特過ぎてしまうと、視聴者・リスナーにとっては描写よりも音そのものが気になってしまいます。
実況アナウンサーであるから、「音の心地よさ」も提供しているのです。
時には、絶叫に近いシーンもあるでしょうが、その際に自然な音の抜け方を身につけていたいですね。
別の受講生からは、喉をしぼるように実況していたが、喉自体の負担が大きかったという体験談もありました。
「盛り上げること」=「力むこと」とも違うわけです。
スポーツアナウンサーを目指すみなさんも、自分の実況音声の聞こえ方に注目してはいかがでしょうか。
今週の講座内容を振り返りつつ、私自身も視聴者・リスナーにとっての聞こえ方について思うところはあります。
ワーンペースにならないように「間」をより取り入れたいと思っています。
自分の実況したことを書き起こし、実際に喋った声と比較して、改善できる点を探りたいです。
(書き起こしについてはちょうど2年前に効果を実感した受講生の投稿があります。2021年3月3日のブログもご覧ください)
松下 翔