ユウセイスポーツアナウンススクール|プロのスポーツアナウンサー養成・講師派遣

スポーツアナウンサー・タレントスキルアップ・アスリートなどの"本物"を目指す方へ!

ユウセイプランニング

HOMEブログページ ≫ 実況が競技に対して出来ることについて ≫

実況が競技に対して出来ることについて

「サッカー」はいつの季節の季語かをご存知でしょうか。
私は大人になるまで知りませんでしたが「冬」の季語だそうです。
その真冬に開催される国内女子サッカータイトルの一つ、皇后杯。先日、4回戦・準決勝・決勝と観戦に行ってきました。
 
一サッカーファンとしてとても楽しく観戦させて頂きました。場内の雰囲気も良く、準決勝では近くに席に座っていたサポーターの方と楽しくお話させていただいたほどです。決勝でも、両チームのサポーターさんが試合後にエール交換をしていたのが印象的でした。
 
試合も良い。場内の雰囲気も良い。準決勝・決勝に関してはスタジアムも駅近くで立地も良い。良いことづくめの中で気になったのは「入場者数」でした。
準決勝は多くて1,398人。決勝は1,939人。数字を見ると少し寂しい客入りです。
 
そしてもう一つの気になる点。今年は女子のワールドカップが開催されます。この事実を知らない方が多いことです。
自分の身の回りの友人知人に今年女子ワールドカップがあることを知っているか聞いてみると、認知度は0%でした。身内集計ですので偏った結果であることは百も承知ですし、夏に開催予定ですのでその頃になればテレビでも取り上げられ認知度も上がることでしょう。ですが、普段女子サッカーと関わっている身からすると寂しさを覚えたのは間違いありません。
 
詰まる所「もっと女子サッカーを知ってほしい!」のです。
講座内ではしばしば「実況はプレゼンテーションである」と言われます。これは私自身実況を行うようになりより強く感じました。インタビューにおいても実況においても「その選手の良さ・チームの強み・特徴」これらをどのように伝えていくか。またどこに重点を置くのかを考えさせられます。また、プレーは一瞬の出来事ですので、その一瞬をどう言葉で演出するか。やってみて、改めて難しさを感じました。そのため振り返りを行うと、スーパープレーにも拘わらず、その素晴らしさを伝えきれていない。そのような悔しさも込み上げます。
 
自分が観客としてサッカーをみて感じたスタジアムの熱、実況やインタビューを担当した時に感じた監督・選手・プレーの熱。画面では伝わりにくい部分ではありますが、この画面外の出来事も大切に伝えていきたいというのは以前からの私のポリシーです。
女子サッカーのプレゼンテーションをしていく。その為にはまだまだ未熟な部分も多くあります。ですが、今後とも女子サッカーの楽しさを伝える一助となればと思います。
 
2023年02月08日 18:23

有限会社ユウセイプランニング
ユウセイスポーツアナウンス講座
大阪教室

〒530-0047
大阪市北区西天満5-4-13
ユリスト西天満503
会社概要はこちら
特定商取引法に関する表示

モバイルサイト

有限会社ユウセイプランニングスマホサイトQRコード

スマートフォンからのアクセスはこちら