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不測の事態に対応するには

本日も受講生ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
 
先日実況を担当したバスケットボールの試合でのことです。
ハーフタイムも終了間近、いざ後半へというところでコートに注目するとどうもいつもと様子が違います。
本来であれば両チームの選手が既にコートに入っているところですが、ベンチの前からなかなか選手が動こうとしません。
場内の雰囲気からバスケットゴールの調整により後半のスタートが遅れそうだということを察しました。
そこからおよそ15分ほど繋ぎ、無事に後半のスタートを迎えることができました。
 
何が起こるかわからないのがスポーツの醍醐味。
こういった想定外の事態が起こることもまた醍醐味の一つかもしれません。
今回のレッスンではこの繋ぎのシーンを元にみなさんからフィードバックを頂きました。
 
その中でポイントになったのは伝えるスピード。
不測の事態に焦りもあったためか伝えるスピードが速まってしまい、聞き取りづらい部分がありました。
この焦りが生まれた要因の一つとして、一度もマイクをオフにせずしゃべり続けた点が影響したかと思われます。
 
ではマイクをオフにして何をすればよかったのか。
先生からは「プロット」の提示を勧められました。
プロットとは物語の筋や仕組みを意味します。
一旦マイクをオフにした後に、伝えようと思っている内容をプロットにまとめ、制作スタッフに提示することで、焦りを軽減できるのではないかというものでした。
伝える内容を固めることができれば、それだけ脳の負担は減ります。
実況に臨むにあたり、どれだけ安心できる材料を増やせるか。
その大切さを知ったレッスンとなりました。
 
菅江 隆一
 
2023年02月01日 11:22

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