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WEリーグ実況を終えて

先日WEリーグ実況デビューを終えました。

まずは、支えて頂いた皆様にお礼を申し上げたいと思います。
準備期間、当日、そしてその後の振り返りと諸先輩方や中継スタッフの皆様のおかげで終えることができました。

さて、受講生ブログをご覧になる方は『今後、実況をしたい』『実況を行っており、もっと勉強したい』という方が大半だと思います。
その方々にとって少しでも参考になれば幸いです。


1. 実況だけが実況じゃない!
個人的にはここが落とし穴でした。
実況者を目指している方は、試合の実況練習はされていることでしょう。ですが、試合中だけが実況ではありません。中継が始まった頭のコメントから、最後にお別れするまでが実況です。中々この部分の練習をしている方は少ないのではないでしょうか。実際、私もこの部分の練習はしていませんでした。
本番を迎えるにあたり教えていただき、冒頭の練習を繰り返し行ってから挑みました。そのおかげで本番冒頭は落ち着いて入ることができました。伝える内容が明確で、尚且つ口慣れていたからです。

なお、ハイライトのまとめ方や番組の締め方。試合の雌雄を決した瞬間に何を言うのか。これは試合により左右される部分ではありますが、事前に決めて書いておくことが大切です。それだけで安心材料が増えます。ただし、決めていても咄嗟に出ないことはあります。それでも書いておくことで『いつ、どのタイミングで、何を言うべきか』を整理して頭に留めておけます。このことが大事で次の項目にも続く内容です。

2. 沢山試合を観る!
当たり前の様に思えるかもしれませんね。でも、とても大切です。
冷静さを欠いているときほど、普段の言葉遣いが出ます。この経験は私生活でもあるのではないでしょうか?
白熱した試合展開だと試合についのめり込み過ぎてしまう。すると事前に決めていたことを言ったり、書いていた資料を見る余裕もなくなったりする。するとさらに慌てる。正に負の連鎖。
ここで先程行った『事前に言う事を決めて書いておく』が役立ちます。
書くことで頭に残ります。すると、手元資料を見ずとも「この場面ではこの内容を伝えるのだったな」と処理できます。

また、試合を観ることは糧になります。予想していない試合展開や、急な出来事。焦ってしまうような場面でも自分の中に蓄積された情報を頼りに言葉を紡ぐことができます。未知に対応するよりも既知に対応する方がはるかに楽、ということですね。

3. 人に頼る!
他人に委ねるという訳ではありません。
文章冒頭、お礼から始まったように本当に様々な人に助けられました。本番に至るまで、何度もご指導ご鞭撻頂きました。

また「実況で伝えるべき情報」が自然と頭に入っていたのも大きいです。これは、人の実況で何を言っていたかが蓄積され、講座で人が指摘されていた内容が頭に残っていた結果です。まさに、他の方のお陰です。

そして当日緊張しなかったのは、ベテランの中継スタッフの方々が支えてくださったお陰です。当日だけでなく、事前事後ともに丁寧に対応していただきました。

気の回らない部分や、初めてだと分からない部分も多くあります。だからこそ「人に聞く、人を頼る」が大切になります。
今回の実況を行う中で、人に支えられていると強く感じました。


私が実況をした経験から特に感じたことを挙げてきました。ただ、結局本番で出来るかどうかは自分の力量により部分も大きいです。不甲斐なさを感じる部分もありました。
ですが、実際に試合を観て実況をして再度「サッカーは面白い」と感じました。
こう思えたことこそが今後の私の実況にとっての財産です。
2022年11月08日 19:10

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