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10月20日 受講生ブログ

今週も受講生ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

 

前回のアナウンススクールでは、来る本番に向け、実況練習した音声を持ってきた受講生がいました。 その方の実況には、「シンプルに表現する」ことが課題になっているようです。 特に、細かいことを描写しようとした際に、言いたいことが多く、詰め込み気味な点も注意しようと確認をしていました。 私も他人事ではありませんので、自分が指導を受けているように聞いていました。 多ければ多いほど、良いわけではないのが、難しいところです。

 

「情報は多い方が良いか?」について、話題を一つ。 4ヶ月前ほど、1分前後で、とあるリポートを行いました。 時間内で、「多くの情報を入れたい」と思った私は、時計を確認しながら、情報を話しました。

 

後日アナウンススクールでみなさんに聞いてもらった感想は、 「話がはやい印象を受ける」 「焦っている緊張感が伝わる」 というものでした。

 

ちなみに、本人は当のリポート中「ゆっくりお伝えする意識」で臨んでいたのですが、 終わって聞き直してみると、「気負いがあったかもしれない」と感じていました。

 

話す側に余裕がないと、聞いている方も余裕がなくなるそうです。 なぜ、焦りや気負いが出てしまったのでしょうか。 答えは、「多くの情報を入れようとしたから」 つまり、言葉を限られた時間に詰め込もうとしたのが原因だったのです。

 

解決策は、原因とは正反対のことになります。 時間から逆算して言葉(情報)を用意することです。 この際に、ちょっとしたコツもありますが、この先はみなさんがアナウンススクールの受講生となったときのお楽しみということで割愛させていただきます。

 

時間から逆算して話を組み立てみると、 「話の中で最も伝えたいこと」や「情報の優先順位」も自然と明確になるなるのも大きな利点ですね。

 

今後も、限られた時間の中でリポートする機会はありますが、“聞き手ファースト”で情報をお伝えしたいと思います。

 

松下 翔

2022年10月27日 09:41

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