9月22日受講生ブログ
本日も受講生ブログをご覧いただきありがとうございます。
今回の講座の中で、その試合の「流れ」を常に意識しながら実況できているか、というお話がありました。「流れ」とは、試合中、どちらがリードしているか、どのような試合展開になっているか、という事だけでなく、その試合が行われるまでの流れ、背景なども含まれます。これらを意識しながら実況を行う事で、細かい部分の実況の描写も変わってきます。その結果、実況の全体的なレベルアップにつながるでしょう。
ではその細かい部分とは何か、多数ありますが、例えば実況中のプレーの追い方やテンションが挙げられます。
この、「流れ」を意識する重要性を感じたのが、今回私が練習した野球実況でした。今回私は9/18のオリックス対ソフトバンクの試合の実況練習を行いました。首位ソフトバンクを追いかける二位オリックスとの直接対決の二回戦。その試合、オリックスの先発は宮城選手、ソフトバンクの先発は千賀投手でした。まさに投手戦、エース同士の対決です。その試合にて一回の表、ソフトバンクの攻撃で一番打者の周東選手が宮城選手に対して13球粘ったシーンがありました。その中で私は宮城選手の投球やファールの打球の行方などを中心に実況したのですが、球数が多いこともあり、実況が単調になってしまいました。ですが、その際に、例えば首位を争っているというこの試合の重要性、彼らが前回の登板ではどのような投球を見せたのか、周東選手が粘っている理由など、そこで試合の「流れ」を理解しておけばよりよい実況のスタートになっただろうなと感じました。
実況の練習をする際に、ただ実況の描写にばかり集中するのではなく、事前の準備の段階でそれまでの試合の流れやどのような試合展開になるかを想像しながら、意識しながら実況することで、今までよりもよりよい実況、試合の流れを読んだ実況を行うことができると考えられます。