チームワークでより高い価値を提供したい
残暑がまだまだ厳しい日々が続いています。それでも朝晩は少しづつ涼しくなってきているのと、サッカーの試合が日中行われる事に季節を感じてしまいます。
(夏場は基本ナイターゲーム。気候や開催場所でKOの時刻が変わる)
Jリーグは今季W杯の兼ね合いもあり例年よりも早いスケジュールでリーグや天皇杯、カップ戦などが進んでいます
優勝争い、昇格争い、残留争いと各カテゴリー、チーム状況によってはサポーターの皆さんも心休まらない時期なのかもしれません
講座の中ではそれぞれが持ち寄った中継資料(実際に担当した試合や、練習で録音、録画したもの)を使い色んな視点でフィードバックをいただきます。
ちょうど約2か月前にブログの中で、「実況・解説・サポーターの目線をより意識する」という事を書いた事を覚えています
準備を進めて、いざ本番になると目の前の事や自分がやりやすい手段を選択してしまう
一朝一夕では大きな変化は起きませんが、こうして改めてできていた部分、修正が必要な部分を再確認することでより高いモチベーションで準備に臨む事ができます
私は実況という立場ではありますが、中継では解説の方をはじめ、カメラの方、音声の方、実際に構成を考える方等、表にはなかなか出てきませんが多くの方が関わって中継は創り上げられています
それが何のためか?
その多くは視聴者に熱狂や楽しさ、面白さを提供するためだと私は思っています
だからこそ、2か月前にも反省した視聴者が求めているモノ、そしてそれを提供するために解説の方や、制作に携わる皆さんはどんな思いを持っているか?
その意思や要求に対して自分自身が準備してきた事やできることとリンクをさせていく必要があります
実況者はボールを追って、選手を追って、状況を伝えるだけでは足りないのです
もちろんそれも大切な役割であり、必要な事ではありますが、状況を伝えつつも、関わる皆さんと一緒に価値あるものを提供していく
目の前で何が起こるか分からない状況ですが、だからこそ気持ち1つに取り組んでいくこと。そのために準備をしていくこと
そうした1つ1つの丁寧な積み重ねや準備が、大切な場面での言葉に現れてくるのだと思います
スポーツの秋。Jリーグは終盤ですが、10月からはバスケットボールのBリーグが開幕
1つ1つの積み重ねを力に変えて、強固なチームワークを築きながらより良い価値を届けていけるように引き続き準備していきたいと思った時間でした
10月までしっかりと準備して、次の機会により良い中継を、関わる人と創り上げていきたいと思います
Kotokake
能政夕介
2022年09月16日 13:59