9月1日受講生ブログ
今週も受講生ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
改めてになりますが、私は毎週日曜日にラジオ大阪(AM1314 kHz,FM91.9MHz)「OBCドラマティック競馬」にて主に実況で出演しております。
JRA(中央競馬)では、10の競馬場があり、シーズンごとに開催される競馬場が変わります。 夏競馬のシーズン、7月、8月、9月1週目の西日本エリアでは小倉競馬が開催されていました。 社会情勢が社会情勢ゆえ、毎週コンビニで買った夕食をホテルで食し、小倉の街の思い出はほとんどありませんが、 競馬そのもの、中継の思い出は2ヶ月にすると濃かったと思います。
まず、7月はプロキオンステークス(G3)の実況担当がありました。
はじめて開催競馬場におけるグレード格付けがあるレースの実況でした。 直線、ゴール前は思いのほか声に力みがあった感触を覚えています。
8月には、ワールドオールスタージョッキーズ(国際騎手招待競走)が3年ぶりに開催されました。
騎手にスポットを当てた特殊なレースもはじめて実況しました。 レース中に騎手名も盛り込む分、情報も多くなるため、「伝わる実況とは?」と、改めて考えるきっかけにもなりました。
さらに8月には番組内で総合司会も担当する機会もありました。
これまたはじめての経験でした。 アナウンススクールでもその進行ぶりをチェックしていただきました。
フィードバックの中で軸になっていたのが、
「放送は新しいものをお届けする」 ということでした。
天候やコースの乾き具合、当日の傾向、競馬中継で最重要ファクターの1つ「予想」などは変化する「生モノ」です。
その変化の部分が話題になったときに、キャッチし、正しい方向性でリスナーに情報を届けたい、という話になりました。
新鮮な魚が入れば、お客様に「今日は活きの良いものが入りましたよ」、とその魚をテキパキと捌いて、さらに鮮やかに盛り付けて、上品な料理を提供するような職人技ができてこそプロであるわけです。
このアナウンススクールでニュース原稿を読む際には、「このニュースで最も伝えたいことは何か?」「このニュース(news)における新しいこと(new)は何か?」を確認します。
今週の講座で、新しいこと、変化することに敏感でいたいと強く思いました。
松下 翔
2022年09月08日 22:07