6月23日アナウンススクール内容
アナウンサーを目指すみなさん、こんにちは!
今週もブログをご覧くださいましてありがとうございます。
6月に入り、アナウンススクールでは7月の高校野球に向けて野球実況の練習も行っています。
現在アナウンススクールには大学生の受講生もいますが、アナウンサー試験では「少し実況してみて」と野球実況が題材になるところもあるようです。
数の変化はあるでしょうが、現在でもテレビ、ラジオで多く中継されている野球。
実況練習する際も、ラジオとテレビ、どちらを想定しているかを明確にします。
(野球に限らずどの競技もですが、特に野球の場合はという意味です)
ラジオの場合は、バッター・ピッチャーは誰か?スコアは?イニングは?アウトカウントは?ランナーは?ボールカウントは?
野球は、プレーを描写とは別に状況説明する項目が多いことに特徴があります。
そしてプレーが始まれば、「投げた」「打った」とプレーに合わせて描写をします。
一方のテレビではどうでしょう。
状況説明はすべて画面に映っています。
映像があるからこそ、プレーに対して遅れた実況をすると、映像そのものにしまりがなくなってしまいます。
「ピッチャー投げた」「バッター打った」のような、見ればわかるレベルのコメントは必要がありません。
打った瞬間、ボールがミットに収まるなど瞬間に何を言うのか、同じコメントでもどんな伝え方をするのか。
ラジオにはラジオの難しさ、テレビにはテレビの難しさがあります。
その難しさの方向が違う分だけ、自分のレベルを高めてくれるのも事実です。
かつては、女子大学生が講座内で野球実況にトライすることもありました。
野球好きの方は、この夏、ラジオ実況で瞬発力やテンポを磨いたり、テレビ実況で言葉の背景を考えたりすることはいかがでしょうか。
松下 翔