3月10日アナウンススクール内容
ここ数週間、講座ではインタビューを扱っています。「どういった聞き方をすれば答えてくれたのか」
「内容に過不足はなかったのか」
様々な議題について話し合いを行いました。
インタビューにおける準備といっても様々あります。
まずは「相手を知ること」です。
データを調べたり、情報を収集したりと言った部分も勿論です。相手のことをどれだけ知っているかによっても、質問内容や、相槌の打ち方も変わってきます。また、対象者も「自分のことを知ってくれているな」と感じることでより、心を開いてくれます。
そして「聞き方」。
こちらも良く講座内では議題に挙がります。監督や選手に対して失礼はなかったのか。また、どのような言葉遣いであればより魅力的な回答を引き出すことが出来たのか。
ここまで準備を重ね、いざインタビュー!この時にも、いくつかポイントがあります。
一つ目は「相手を見ること」。
インタビュー場所に来るまで、どのような表情か。厳しいのか、ほっとしているのか。やはり相手の機嫌、というのはどこまで踏み込めるかの判断材料になります。
他にも、誰かに声を掛けている・誰かと話している。これも試合後の様子として重要な情報の一つです。これらによって、質問内容を変えることもあります。
二つ目は「挨拶をする」ことです。
インタビュー直前になると緊張してしまい疎かになってしまいがちなのですが。
「初めまして、今回インタビューを担当します○○です。」
この一言があるかないかで印象ががらりと変わります。
他にも、インタビューになれていない選手でしたら「今日はディフェンスで意識していることを聞きたいのですが」など事前に質問内容を伝えておくと相手も準備が出来ます。
また、何度かインタビューや取材をしていると顔見知りになることもあります。そのような時はちょっとした日常会話などを挟むこともあるようです。
DAZNのJリーグ中継では今シーズンよりインタビュアーさんが中継の最後にリポートを挟んでくださいます。その時に「今日は監督が暑いですねとお話してくれた」や「インタビューの前には、ほっとした表情だった」などカメラに写っていない情報を伝えてくださいます。一視聴者としても、監督や選手の素の表情、また、試合直後の生の様子を伺えとても重要視しています。
生の声を伝えるだけでなく、様子も伝える。このことを念頭に置きつつ、カメラに写っていないインタビューまでの様子も想像しながら中継を観て学んでいきたいと思います。
2022年03月18日 19:33